研ぎ澄まされた感覚

　家に着くまでに第３楽章が終わって欲しくない、でも第３楽章が終わる前に家に着きたくない・・・同じことか。 　メルトダウンの２，３歩手前の状態は、感覚が研ぎ澄まされて、会話にエスプリも効いてるし、帰り道にラフマニノフとか聞いても、ピアノの一音一音が普段の何倍も輝かしく聞こえるし、お月様のクレーターまで見える気がする。今日は月は見えないけどね、新月近いから。　この感覚が、日中ずーっと続けば、とっても素晴らしいと思うんだけど、だから朝から飲んじゃったらだめだ。　ずーっと続かないからよけいに輝かしい時間なのかもな。　それにしても寝るのが惜しいな。　かといって、さらに飲んだらこの感覚は失われちゃうだろうし。この感覚を身に着けたまま一気にドリームワールドに飛びこむとするか。そのためには、一杯ぐっとあおってから布団にはいる方がいいのか。　むむむ、感覚は研ぎ澄まされていても、思考は鈍磨しているらしい。