BARで描く絵日記

2008/04/17(木)01:35

悩み少なき人生

メルトダウン(94)

 大宮で研究会があり、ちょと臨時収入がはいったので、帰りにLVSJに寄った。久しぶりな気がしたけど、先週末も行ってたことを思い出し、時間の相対性を改めて実感する。  メルトダウンのカテゴリーに入れたけれど、さほど酔っ払ってない。今夜のおぼろ月程度のほろ酔いかげんが気持ちいい。明日も仕事だしな。  さっき、ある人から、「悩みってありますか?」と、聞かれた。 あれっ、オレってば、悩みがない・・・。 もちろん、将来の生活や子供達の行く末に関する不安、仕事上の気がかりや多少の不満、わけもなく突然感じる悲しさ虚しさ、そんなものはあることはあるのだけれど、ストレートに悩みがあるかと聞かれれば、ない。 ちょっと前までは、悩みだらけの人生のようだったな気がするのに、いつのまにか、悩みがなくなってしまったようだ。 いつから悩みがなくなってしまったのだろう。 ペレケーノスのニック・ステファノスやデレク・ストレンジは、悩み多そうだけれど悩みがあるとは思っていなさそうだ。 チャンドラーのフィリップ・マーロウだって、痛みはあっても悩みはないのではなかろうか。 悩みとはいったいなんなのだ? 生きていることで味わう痛みや悲しみのことを、悩みとは呼ばない。もっと現実的な日常生活の問題に対する解決策を探しているのに、なかなか解決策が見出せない状況を悩みと呼ぶのだろうな。 悩みがないというより、最近は、解決策がすぐに見えなくても、まあそのうちなんとかなるだろうとか、悩みそうになると悩まないようにしようとか、悩むことを避ける技術を身につけたのだと思う。 本気で何かに悩んでいる人には、「あんたは、ただ幸せなだけだよ、うらやましいねえ」とか、イヤミを言われそうだけどね。 なんといっても経済的な悩みこそが最も重大な悩みと思われるので、ときどきBARに出かけて居酒屋の何割増しかの高い酒も飲んでいられるのだから、悩みがあるなんて言ったら逆にバチがあたりそうではある。 もうひとつ、悩みで一番わかりやすいのは「恋の悩み」であろう。もしかしたら、恋をしなくなったことで他の悩みにも鈍感になっているのかもしれない。 しばらくぶりで恋でもしてみようかね。 今の自分に恋などできるとは思えないが、恋って突然やってくることもあるらしいから、それは気長に待つとしよう。 今、僕のそばで潤が寝息を立てている。彼には悩みってあるのだろうか?

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