BARで描く絵日記

2009/10/12(月)17:22

SATUMA TRECK☆ 墓めぐり

鹿児島の旅二日目です。 城山観光ホテルは、朝食ビュッフェもバラエティ豊富で大満足。さらに桜島を眺めながら入る温泉も気持ち良かったです。 10時半ごろにホテルを出て、タクシーで島津家墓所である福昌寺(ふくしょうじ)跡に向かいました。途中で、西郷隆盛らがたてこもった洞窟や鶴丸城(鹿児島城)の石垣に残された無数の弾痕を通りました。戦闘の激しさが想像されます。 福昌寺跡は、県立玉龍高校のすぐ裏。学生たちのにぎやかな声が響いていますが、墓所はひっそりと静まり返っており、そのギャップがいかにも異空間。 訪れる人もぽつりぽつり。 第1代から第29代までの藩主とその家族や家臣らの墓が迷路のように入り組んでたっています。幕末の名藩主である島津斉彬、戦国時代の名をはせた義久や義弘らの墓前に手を合わせました。     次いで訪れたのは、南洲墓地です。ここは西南戦争で戦死した西郷隆盛やその仲間たちの墓です。墓ばっかり回っていますが、史跡ってものは墓が多いのだからしかたありません。 一度にこんなにたくさんの人々が自害したんだ、ということに多少の動揺をおぼえました。     日本最後の武士たちの冥福を祈りました。 桜島が見える展望台で、キャンバスを立てて桜島の絵を描いているおじさんがいました。ちらりと眺めつつ、僕もベンチに腰掛けてワンカット真似して描きました。     大正の大噴火により今は反対側の大隅半島とつながっていますが、そのころはまだ名前の通り完全な島でした。西南戦争の戦死者たちや勝利した官軍は、この桜島を眺めて何を思ったのかなあ。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る