BARで描く絵日記

2010/10/16(土)21:34

備前楯山1272m登頂

イベント & 旅行記(143)

 3週連続ソロキャトレ(ソロキャンプ&トレッキング)をしてたので、たまにはかみさんを誘わんといかんかな~と思い、一緒に足尾に行ってきました。うちから2時間ちょっとでした。  渡良瀬鉄道の平行する122号を北上します。渓谷やダムを横目に見ながらの快適なドライブです。     足尾銅山の坑道を見学したあと近くの備前楯山へ登ります。3-40分の登りは、最近足腰鍛えている僕には気軽なハイキングでしたが、運動不足なかみさんにはだいぶきつかったみたい。  倒木に「くりたけ」らしいきのこが生えていました。きのこに詳しかったらたくさん収穫できるのになあ。     頂上は1272m、けっこう絶景です。向こうに男体山が見えていましたが、山頂は雲に隠れていて残念。実はこの備前楯山、過去には足尾銅山の公害で草木が枯れ、表土が流出し、はげ山になっていたらしいです。眼下には、まだ裸の岩肌をさらし続けている山々が見えます。気持ちいいけど痛々しくもある風景です。     国民宿舎「かじか荘」の温泉に寄りました。  空いてて内風呂と露天合わせて3,4人しかいません。アルカリ単純泉は、ぬるっとした触感で、表皮のたんぱく質が溶けていくのがわかり、さっきの表土流出を思い出させます。  露天風呂では、今ではすっかり木に覆われた山がどっかーんと迫ってきます。秘湯気分でいい湯だな。  帰りに草木ダムのすぐそばに建つ「富弘美術館」に寄りました。  御存知でしょうか、星野富弘。頚髄損傷で四肢まひになったあと絵を描き始めた画家兼詩人で、口で筆をくわえて描いているんだそうです。花の絵にストレートで素朴なセリフをつけるスタイルはよくカレンダーなどでみかけます。  思ったのは、同じようなことをしてる人ってやっぱりいるんだな、ってことと、世間にうけるためには、花とか動物とか癒される題材や命をポジティブにたたえる素朴な言葉じゃないとやっぱりだめだなってこと。  寂しげな酒瓶の絵に匂いと味に関するコメントでは、日常的に酒を飲まない人々はあまり魅力を感じないだろう。  ま、いいんだけどね。  不遜にも、星野富弘に負けてねーなオレ、って思いました。アートは勝ち負けじゃねーしぃって、勝ち負け意識してんじゃんっ。くそっ。      帰宅して、夕食にはくりたけなど4種のきのこを入れたきのこ汁を食べました。美味しかったです。ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハハ・・・。

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