BARで描く絵日記

2010/11/10(水)21:27

第二夜はFOUQUEで始まる

BAR!BAR!BAR!(88)

 次の夜も相当疲れていました。しかし、せっかくの遠征ですから、首級あげないと。ドーミーイン広島の大浴場でリフレッシュして、市電で八丁堀へ向かいました。まずBAR FOUGUE(フーケ)を目指します。  繁華街からはやや離れた地味な路地の一角に、ぼんやり灯るあかり。  ああ、ここだ、ここだ。入口の簡単なメニューボードにさらりと描かれた絵。うらんかんろさんのブログを見て、さらにサントリーのBAR NAVIでチェックし、間違いなく良さげなバーだとは思ってたのですが、入口の雰囲気からしてもう自分好みの店だなってわかりました。  薄暗い店内ですが、暗過ぎもしない間接照明。シックでスタイリッシュでありながら、クールでもない。ステキなんだけどステキ過ぎない非常にバランス良いインテリアです。  店内には、なんとまあ、クラシックの落ち着いた室内楽が流れてます。  今月のおすすめ、大長みかん(広島のみかんのブランドらしい)のシャンパンカクテルっていうを注文しました。仕事はていねいですし、シャンパンはポメリなんて使ってんだよ。一杯いくらするのか心配になっちゃいます。      うま~い。広島風ミモザって名前で広島名物にしてもいいね、これ。  僕は今夜初めての客らしい。無口そうだった30代くらいのバーテンダーも、スケッチブックを見たら興味を抱いてくれて、「もしかして、絵を描いてらっしゃるんですか?」って。ほんとスケッチブックっていい小道具だなあ。  このあと、他のお客が来なかったこともあって、京都のローズバンク、やなぎの、大阪のBAR Kなどなど、彼もいったことのあるBARの話で盛り上がりすっかり打ち解けちゃいました。      SMWS(スコッチモルトウィスキーソサイェティ)のクロフテンギアとおまかせハイボール(冷凍庫に入れてた白州10年を使ってた)を飲みました。  店内では普段は店長の好みでジャズを流しているらしく、今夜はたまたま店長が休みなので、彼の好みでこっそりクラシックを流しているんだそうです。クラシック、とっても合うよ、この店には。  店長にもあいたかったけれども、店長がいなかったおかげでこの店のこの夜だけの雰囲気を味わうことができたのかもしれないし・・・。      今夜はこのままこの店で飲み続けたいという弱気な気分(?)にもなってきましたが、ここでくじけちゃだめだ、ガンバレッ、と自分を叱咤激励し、改めてGS BARの場所を詳しく教えてもらって、店を出たのでした。  あー、ほんといい店だった。みんながみんなそう思うわけではないでしょう。僕の感性にジグソーのピースみたいにぴったりだったんです。  お値段は予想ぴったりよりも安かった。500円のチャージを含めてこの3杯で4200円、明細付き明朗会計でした。ちなみに、広島では5軒のBARに行きましたが、チャージなしサービス料なしが広島スタイルなんでしょうか、チャージのある店は5軒のうちここだけでした。  広島に行く機会なんてもしかしたらこのあと一生ないかもしれないけれど、FOUQUEで飲むために広島に行ってもいいなって思いましたよ。

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