BARで描く絵日記

2011/07/27(水)20:47

白龍っすてきすてき

BARうちんち(62)

 先週の金曜日に福井からやってきたその道では人間国宝なみと思っている大先輩から、おみやげもらっちゃいました。福井の日本酒「白龍 てきてき」です。  冷蔵庫に入れてたので、最初は冷えた状態で。  辛口だけど甘い。始めの一口は、そんな矛盾してるけど単純な印象だったのですが、徐々に温度が戻ってくるにつれてほどけてきて、旨みが現れてきました。フルーツとしては桃に近いかな。確かにウィスキーならグレンリベット風です。  辛口というのはこってりしていないという意味なんでしょうか、とてもナチュラルです。吟醸酒という表記はありませんが、精米歩合60%ですので、たっぷり削られており、ほんのりとメロン風味も感じられます。ほどよく酸味もあります。  美味いですよ、この酒。触感も香りも味も柔らかくって、ほっこり炊かれたご飯みたいです。コシヒカリじゃなくてどちらかというとササニシキ。  ばか言ってんじゃねー、山田錦100%だ。  でも、山田錦のご飯は食べたことないからねー。  僕は実は日本酒にはさほど思い入れはないのですが、これはとっても好印象です。個性を売りにしているのではなくて、単純に美味しい酒を造ろうとして造った酒だと思います。  裏ラベルに、おすすめは常温か37-8℃のぬる燗って書いてあったけど、僕としては25-30℃くらいのヌルヌルをお勧めします。もしどこかで見かけたら飲んでみてくださいね。     ちなみに手前にあるおかずは、冬瓜です。冬瓜って夏の食べものなのになんで冬瓜なのかな。あなたの色に染まりますっぽいみずみずしさが魅力的で、夏野菜っていったらナスか枝豆か冬瓜だろうってくらいに大好きです。  かみさんの味付けはモツ煮風だったので七味があいました。もちろんこの酒との相性もばっちりです。っていうか、この酒は、つまみを選ばない酒だと思います。  こりゃ久々に好みの日本酒だななんてニヤニヤしながら飲んでいたら、かみさんが「どれどれ私も」といってグラスを出して注ぎ始め時は、待て待て~っっっ、と心の中で叫んでしまいました。そのテレパシーが通じたせいか、二口ほど飲んで「ふ~ん辛口だな、うまいけどまあまあ」な程度だったようでホッと胸をなでおろしました。かみさんとは、多くの分野で意見や好みが食い違っているので、こういう時にはとても助かります。  2.5合くらい飲んでしまったので、残りの1.5合は明日の夜のためにとっておきます。明日も楽しみだなー。

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