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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<夏休み一言集(1)>

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          <夏休み一言集(1)>


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 1、一学期も無事に終え、長い夏休みに入りました。そしてその計画は?
 

 期末試験の結果が返ってきて、みな成績がよかった科目、いまいちの科目と
まちまちのようです。そしてこの夏休みにちょっと本気で勉強をしなければと、
思っている人も多いでしょう。


 そういう時、大目標をかかげたものの、夏休み終わりには結局達成できなかった
ということをよく耳にします。そして目標をたててもたてなくても、結局、同じ
だったと思ってしまうかもしれません。しかし目標をたて計画すること、それ
自体は、とてもよいことです。


 それが達成できないのは目標のたて方が悪いのです。一般に大目標だけでは、
やる気が途中でそがれてしまいます。大目標をたてたら、今度はそれを分割して、
達成可能な小目標をたてることがよいのです。すると一つ一つの目標の達成が
確認でき、やる気がちがってきます。


 これは範囲の広い実力試験の勉強より、範囲の狭い定期試験のほうが、勉強に
やる気がでてくるのと同じです。長い夏休み、受験生なら特に、大目標の他に
小目標もたて、それを計画通りに進めていくのがよいでしょう。そうすれば
2学期からの勉強が、よりスムーズなものになるはずです。



 2、長い夏休み、同学力の人と一緒に勉強すれば成績は急上昇します。


 長い夏休み、その間、同学力のライバルと一緒に競い合い勉強すれば、成績は
急上昇します。


 競争がいいのか悪いのかは別として、1人でこつこつ勉強するより、2人で勉強
するほうが、やる気がでて勉強も2倍はかどります。さらに同学力の2人が競争
すれば、成績は3倍にも上昇するでしょう。


 こういう実験結果がありました。1人の人に教室で計算問題をするように言います。
そしてそこへ見知らぬ人を1人入れました。するとやる気がうまれ、1人のときの2倍の
計算量をこなすようになります。そしてさらに同学力の2人に競争して行なうように
支持すると、1人のときの3倍の量がこなせるようになるのです。


 つまり人は1人のときより、人がいるときのほうが競争意識が高まり、集中する
ようになります。さらに同学力の人どうしと競争すれば、それは1人のときの3倍の
効果を発揮するのです。


 世の中でも一眼レフより、二眼レフのほうが、成績の伸びがよい例はたくさん
あります。それは競争意識がうまれるからです。成績を伸ばしたければ、学力の離れて
いる人ではなく、同学力の人と競い合うことです。


 3、夏休み、一人ではやれない学習も、グループなら楽しくやれます。


  人はみながすることに同調する性質があります。人はみんなと同じ行動を
したくなるものです。また集団圧力といったものがあり、この圧力によって人の
行動は簡単に変わってしまいます。1人ではやれない学習も、この同調性と集団
圧力をうまく利用すれば、勉強が大いにはかどります。


 確かにグループでわいわい学習すると楽しいけれど、勉強がいっこうに進まない
という人もいるでしょう。しかしそれはやり方が悪いのです。勉強するのですから、
やはりあらかじめノルマを決めなければいけません。またグループに異性は厳禁
です。そして学習はお互いに質問しあったりすることで、楽しく勉強を進めること
ができるでしょう。


 「どうも気が乗らない。勉強するのもつまらない。」そう思っている人は集団
圧力の力を借りて、グループ学習をすれば、勉強が楽しく進められます。


 ただし学力が離れている人たちと同じグループ学習するのはやめましょう。
やる気がかえってなくなります。グループ学習するときは、同じ学力レベルの
人たちとグループを組むのがよいのです。そうすれば長い夏休みもうまく乗り
切れるのではないでしょうか。


 4、 勉強は浮気の学習で効果倍増!
 

 一科目に集中して長時間学習するより、何科目かをとっかえひっかえ勉強する
ほうが、飽きもこなくて実りも大きいものです。これを浮気の学習といいます。


 確かに苦手な科目を克服したい一念で、一科目集中特訓をしようとします。
心がけとしてはすばらしい。しかしそれは長続きしないものです。人の心は一般に
変化があるときに興味や関心がうまれます。


 苦手な科目なら、最後まで残らないように最初に学習するとか、得意な科目と
得意な科目の間にいれ、サンドイッチ型で学習するのがよいでしょう。その
タイミングは勉強が飽きる頃に科目をかえるのです。変化をつけることは、
また新たなやる気をうみだします。


 勉強するにしても丸一日やりづめでは、飽きてきてかえって能率が下がります。
そういう時はねっころがったり、体を動かしたり、だべったりすること、その
適度な変化が能率を上げてくれることでしょう。


 長時間勉強に取り組まなければならないときは、特に変化をつけるようにすると
勉強ははかどります。いわば勉強は浮気しながらのほうが、能率は上がるのです。


5、 苦手な科目の勉強法にはコツがある。


  一学期も無事終わりました。各自成績表をもらっています。なかには夏休み
に苦手な科目だけは、何とかしたいと思っている人もいるでしょう。苦手科目の
勉強は夏休みのような時間的余裕があるときには、作業制限法でいくと効果が
上がります。


 確かに得意な科目は時間が気にならず、長時間、勉強を続けることができます。
それに対して苦手な科目は時間は気になり、少しやっただけでイヤになります。
しかしこのまま放っておくわけにはいきません。それはますますイヤになって
しまうからです。


 ふだん学校に通っているときなら、苦手な科目は時間制限で、得意な科目を
やる前に、一定時間を決め学習すると能率が上がります。ところが夏休みの
ような、長い休み期間があるときは、時間制限法ではなく作業制限法で学習する
ほうが効果があがるのです。


 作業制限法とは苦手な科目の基本問題集を一冊仕上げるようなことを言います。
そのときの学習法は一冊をさらに細分化して、細分化したところをひとつひとつ
目標達成させていくとよいでしょう。このように細分化したほうが、人はやる気
がうまれるものです

 さらに適当に休憩を入れたり、ほかの科目に切り替えたり、変化を加えていくと
飽きずに目標達成が容易になります。一度試してみてください。


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