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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<夏休み一言集(3)>

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 <夏休み一言集(3)>


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1、眠気防止、あくび、のび、そしてもうひとつ
    

 暑い夏、外は暑くて室内はクーラーでひんやり。さて勉強に取り組もうと
思っても眠気がおそってきます。また長時間の勉強は疲れとともに眠気も
やってきます。そういう時、脳幹部にある網様体を刺激すると頭がはっきりして
きます。


 確かに授業中に大きなあくびや伸びをすると、すぐに先生に見つかり、しかられて
しまいます。「私が話しているのにあくびなんかするのは何事か」という具合に。


 先生としてみれば自分が一生懸命話しているのに、「生徒はくだらぬもの」と
思っていると、かんちがいしてしまうのです。また確かにあくびや伸びは行儀も
よくありません。


 しかしほんとはあくびやのびは脳幹部にある網様体を刺激し、頭をすっきりさせる
効果があるのです。またあくびにより脳に酸素が十分供給され、脳が活性化します。


 つまりあくびやのびは「さあこれから、集中して勉強に取り組むぞ」という
ひとつの合図なのです。したがって人に気づかれないように気をつけながら、
大いにおこなうのがよいのです。


 また後頭部と首の境界辺りを指でつまみ、網様体に刺激を与えても脳が活性化し
、頭がすっきりします。これなら人に気づかれずできます。私もよくやっています。
一度試してください。


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2、 たまってきた精神的疲労は分散学習で乗り切る。



  塾や予備校の夏期講習会はきょうで10日目くらいです。この時期、勉強
疲れによる精神的疲労がたまってきます。そういう時こそ分散学習が必要です。


 確かに学校があるときと、同じように、みな規則正しく毎日勉強に取り組んで
います。しかし講習会半ばをすぎると、精神的疲労が蓄積されてきます。休憩
時間を同じようにとっても、回復しにくくなるのがふつうです。


 そういうときほど休憩を多く取り、その時間も10分、5分、20分と変化を
つけるようにします。学習する科目も、あきてくれば頻繁にチェンジします。
そうすることで疲労を少なくし、集中力を持続させるのです。


 特に自宅で学習する場合は、なるべく疲労の蓄積を少なくする努力が必要です。
かといって休憩ばかりとってよいというものではありません。


 まずはじめに学習するノルマを決め、それを精神的疲労にあわせ、分散学習に
かえ、勉強に取り組むことが大事なのです。



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 3、 忙しいほどやる気がでる。


  夏休み、塾や予備校の夏期講習会に参加したり、学習計画や遊びの計画を
過密にし、忙しくすごすと、時間がたっぷりあるときより、逆にやる気がでて
くるものです。

 確かにあれやこれや多くのことをかかえていると、うんざりすることもあります。
しかし一般に、人は時間があり余っているときほど、何もしないで終わってしまう
ことが多いものです。


 例えば1・2年生の夏休みは受験生とはちがって時間がたっぷりあります。
しかし夏休みが終わってみれば、あまり勉強していないことに気づきます。
ところが受験生の夏休みは、クラブ活動最後の大会、塾・予備校の夏期講習会、
自分の学習計画、遊びの計画など、おこなうことがいっぱいです。


 しかしそういうときほど、予定通り、次から次へと計画どおりおこなえることが
できるものです。忙しくて大変だといいながら、けっこうやる気がでてきます。


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 4、 やりっぱなしではなく、最後に見直しのおまけをつける。



  塾・予備校の夏期講習会も終盤戦を迎えているところがあると思います。
もうすでに一通り学習を終え、最後に実施される模試に備えている生徒も
いるはずです。それとは反対にまだまだテキストが空白ばかり、これから
もっと集中しなければならない人もいるでしょう。


 確かにノルマを果たすために、とにかく最後までテキストをやり抜くのは
大切です。それを実行する人は前向きな勉強ができています。しかしやりっぱなしの
勉強は、おもったほど成果が期待できないものです。できなかったところの反省や
学習した内容を再度みなおすことが必要です。

 勉強の達人はテスト一週間前には、やるべきことをすでに終えていて、残りを
おまけの学習にあてています。おまけの学習とは学習した範囲をもう一度見直す
ことを言います。そうすることで確実に学習した内容を自分のものにしているの
です。

 その結果、テストでは高得点を取ることが可能になります。100%の内容を
おこないっぱなしにするより、80%完了し、その後、おまけの学習をするほうが、
学習成果は高いはずです。各自、必ずおまけの学習ができる時間を作りましょう。


 これから夏休み中盤から終盤にかけて、学校の宿題、塾、予備校の授業や宿題、
模擬試験、などおこなうことがいっぱいです。そんな中でも気持ちは上向いていると
思います。忙しくて疲れているけれど、やる気がでている今がチャンスと思って、
学習に全力で取りくんでいきましょう。



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 5、 実力試験は実力で受けるものと思っている人の勘違い


 ふだんの定期考査は与えられた範囲があり、試験勉強はおこないやすいものです。
それに対し、実力試験は範囲が広く、何から勉強していいのかわからない。そのため
「実力試験は実力で受ける」と開き直ってしまいます。

 確かに範囲が狭いほうが勉強する気になります。しかし範囲が広いからといって、
実力試験を勉強せずに受けると、結果は決まってよくありません。


 範囲の広い実力試験でも、前もって計画しその範囲をすべて完成させると、結果が
みちがえるほどちがってきます。


 塾や予備校などの夏期講習会などがそのよい例です。たいていの塾や予備校では
講習会の後に、模擬試験を受けることになっています。受験学年なら今まで習って
きた全範囲を講習会で復習し、その後、その範囲の模擬試験にのぞみます。


 つまり広い範囲の試験でも、学習内容を小範囲に分け計画的に学習し、完成させる
こと、それで実力がついてくるのです。実力試験は実力で受けるなどとは、決して
思わないでください。

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