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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<性格にあった勉強法(1)

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<性格にあった勉強法(その1)>


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あなたが負けん気が強く、プライドも高く、正義感もある。しかし短気である
感情家タイプ。こんな人は一緒に勉強していても、負けん気の強さがありありと
顔に出てきます。今、思春期のあなたなら『反抗期、真っ只中』と言ったところ
でしょう。


そんなあなたは正義感も強く、プライドも高く、不正な事を見つけたり、
バカにされたりすると、決して黙ってはいません。そして友だちや先生までとも、
けんかになりそうな雰囲気をつくってしまいます。


また感情家タイプなので友だちは多いほうです。しかしちょっと悪びれる
ところがあり、グループの中では悪役を買って出るリーダーってところかな。
ただグループをまとめるのはあまり上手ではありません。


そういった感情家タイプのあなたの勉強の仕方は、とにかく好き嫌いの科目が
激しい。そして得意な科目はあまり多くありません。その科目が気に入れば
とことん勉強をするものの、気に入らなければまったく手をつけません。


そのためひとつの科目の中でも、得意なところと不得意なところが極端にでて
きてしまいます。授業中でも勉強中でも、感情に左右され、物思いにふけりだすと、
頭の中はよそ事でいっぱいです。


そういうあなたは試験が近づくと大変です。何しろ試験ぎりぎりになっても
まだ勉強を始めないのですから。始めても落ちついて勉強に取り組む事が何より
苦手です。とうぜん試験の結果もあまりかんばしくありません。


 例えば社会の試験勉強をはじめるのに、いきなり問題集をやり始めます。
もちろん、「ちんぷんかんぷん」です。一般的な勉強方法である、まず教科書を
隅々まで読むことをしません。なぜなら教科書となるとすぐに飽きてしまうからです。


理科の勉強はもっとひどい。もともと理数系はあまり得意ではありません。
それに加えて教科の先生が好きではないため、授業中は内職したり、物思いに
ふけったりして、授業を何も聞いていません。そのため簡単な公式の意味さえ、
はっきりとは理解していないのです。


国語の先生の授業は、毎回、眠くなり、これまた注意深く聞いていません。
授業を聞いていないので、試験では読解はまだしも、文法や漢字の知識が
あやふやです。そのため試験結果もなんとなくできる程度で終わってしまいます。


数学はもともとあまり得意ではありませんが、自分の気にいったところは比較的
勉強をするほうです。そのため図形の角度を求める問題や確率の基本的な問題は
できるようです。しかし関数や文章題は大の苦手。


 自分では英語は好きだと感じています。勉強は英単語を覚える事や英文法の
書き換え問題は比較的自分からおこなうほうです。しかし一番大事な教科書
丸暗記をする事が、嫌いで、まったくおこなおうともしません。その結果、
自分では得意に思っていても、試験の結果はそこそこでしかありません。
 


そんなあなたに一般的な勉強方法を教えても、実行する事は容易ではない
ようです。それでもあなたのエネルギーはいっぱい余っています。その
ありあまったエネルギーをあなたの性格にあわせて生かす方法は、何か
ないのでしょうか。 それはもちろんあります。



 一つは「多科目主義」でいくことです。あなたは一日一科目主義でいくと、
すぐに勉強に飽きてきます。それより一日5科目の勉強を、とっかえひっかえ
おこなうことです。そうすれば短気で飽きっぽいあなたでも集中力が持続します。


二つは「時間を区切って勉強する」ことです。一日何ページまでなんて、
決めてはいけません。必ず『何時まで』『何時間』という時間区切りの勉強に
徹することです。そしてその時間内で飽きてきた頃に科目を変えていくことです。
人は時間を区切るとその時間までは何とか我慢ができるものです。
 


三つは『自分の好きな科目』からはじめずに『自分の嫌いな科目』から
はじめる事です。勉強にムラのあるあなたは、特にこの原則を守る事です。
そうすればまんべんなく全科目の勉強がおこなえ、試験間際にあわてる事が
少なくなります。


 四つは「集中法」ではなく「分散法」でいく事です。一般に、学習する事が
難しくなればなるほど、休みを多くとったほうがいい結果が得られます。学習の
間に、ちょくちょく休んだほうが早く学習ができるのです。ただこれも程度
問題です。あまり多く休んでいると、今学習したことを忘れてしまうだけでなく、
やる気まで失ってしまいます。



 以上のように、感情家のあなたはまずこの4つのことをはじめる事です。
これができるようになってくれば、今度は一般の勉強のコツを、その中に
少しずつ取り入れていけばよいのです。



 いつも結果がよくなければ。勉強する事もうんざりし、イヤになってしまいます。
しかし結果があられてくると、体内にドーパミンという、快楽を感じさせてくれる
物質ができ、またやる気がわいてきます。どうですか。あなたもその域まで到達して
みてはいかがです。
     

以上 
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