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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<模試の勉強のコツ!>

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<模試の勉強のコツ!>


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 定期考査の成績はよいのに実力試験がよくないという子ども達を
よくみかけます。これは、やはり有名大学や進学高校に進学するには
不利になります。それはこれらの学校は内申点より当日の試験を重視する
からです。そのため受験では各自が実力をつけることが要求されてきます。

そこで「模試の成績が良くない」その原因を探ってみましょう。
まず高校生の場合は入学試験を受けて進学してくるので学校間格差は
はじめからあります。また中学生の場合でも、成績評価が従来の相対評価
ではなく絶対評価であることで、やはり学校間格差はある程度うまれてきます。

特に地方の中学生の場合、全校生徒の数が多くクラス数が多いほど競争
意識があり、先生や生徒ともに勉強への取り組み方が熱心になる傾向が
あらわれます。

その逆に学年のクラス数が一クラスや二クラスしかない
中学校では、他の中学校に比べアットホームな関係になりやすく、
競争意識という点では少しおとるように思われます。

その結果、ふだんの定期考査ではそれほど感じていなくても、対外模試を
受けると成績が他校の生徒には及ばないことがはっきりします。校内成績と
対外模試の間にまったくよい相関性がみられないのです。

これは学習する環境のちがいから生じているようです。もちろん各中学校は
それを承知の上で、各学校独自に過去の校内定期考査と校内実力考査の成績
データから、その年の生徒の進学先を決めています。

 そういう意味では対外模試の結果はあくまで参考で、志望する進学先の
決定データとしてはあまり役に立っていないのかもしれません。


しかし進学校においては当日の入学試験の成績が重視される現状なので、
ふだんの定期考査の成績より各自の実力アップのほうが優先されます。


次に中学校でも高校でも、ふだんの定期考査はしっかり勉強にとり組むのに、
対外模試のための勉強はほとんどおこなっていないという人がいます。
この場合、とうぜん学校の定期考査はよいが、模試はさんたんたる結果に
なるという事がおこりうるのです。


つまり模試の結果があまりよくないというのは、学校間格差に起因する
ものか、または単に模試のための学習がなされていないためにおこるのかの
どちらかのようです。


どちらにせよ模試の成績を上げるには、そのための対策が必要になって
きます。それではその勉強のコツは何かあるのでしょうか。その対策を
これからみていきます。

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(模試対策)
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1、 模試の当日1週間前までにおこなうべき事。

2、 模試日直前一週間前の勉強。
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1、 模試の当日1週間前までにおこなうべき事。
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よく模試は実力テストなので模試のための勉強もせずに試験を受ける人が
います。しかしそれはまちがいです。模試は自分の学習のペースメイカーと
なるべきものなのです。

試験の結果に一喜一憂するのではなく、模試のテスト範囲をしっかり学習
する事に意義があるのです。テスト範囲が決まっていないのであれば、
今まで習った全範囲をすべて復習するべきなのです。


まずは模試の一週間前までにテスト範囲の復習が終えられるように、
学習計画を立ててみましょう。自分の得意な科目は、ざっと目を通す事に
さほど時間はかからないはずです。そのなかでも特に理解がしにくかった
ところを念入りに学習しましょう。

そして次は苦手な科目の学習です。この科目は基本・標準的なところをすべて
目を通すようにします。苦手な科目は「やりたくない、」という億くうさから
学習を進めるのがなかなか大変です。それならあまり難解なものには手を出さず、
パターンが決まったものを学習していくような効率的な学習法をとりましょう。


自分の得意な科目の学習はふだんから十分おこなっていて大丈夫というので
あれば、自分の苦手な科目に集中してもよいと思います。これは苦手な科目の
学習だけをおこなっていても、むしろ得意な科目の成績もよくなるという
「練習のひっこし」効果を利用するのです。


 どちらにせよ模試の当日1週間前までに、その模試のテスト範囲の勉強を
計画的に一通り終わらせておく事です。


2、 模試日直前一週間前の勉強。
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模試日一週間前までに一通りその範囲の学習が終えていれば、今度は模試日直前
一週間にはその範囲をもう一度復習する事です。特に苦手な科目の復習は
欠かせません。得意な科目についてはこの一週間ではより高度な問題に
チャレンジしていきましょう。


どちらにせよ一週間前までに学習をおこなった範囲をもう一度見直すことです。
すでに学習をおこなった事をもう一度、学習をおこなう事はそう時間はかからない
はずです。


これをオーバーワーク(おまけの学習)といいます。あなたがこの事を
おこなう事で確実に記憶を定着させる事ができます。そうすれば当日の試験でも
おそらく頭がフル回転してくれるはずです。



このように模試のための学習計画を事前にたて、1,2の方法を毎回実行して
いけば、すぐに結果が表れなくとも、いずれ自分の実力として成果が出てきます。


これは一度でも受験経験があり、その成功体験を経験している人にはわかると
思います。まだ受験経験がない人は、逆に模試や実力試験に対しても、のんきに
構えてしまっているかもしれません。


 しかし模試は実力で受けるというのはまちがいなのです。模試は学習のペース
メーカーとしてとらえ、模試があることで自分の勉強の機会があたえられたと
思う事です。その学習の積み重ねが自分の実力をはぐくむ事につながります。

 
みなさんもこういう観点にたって、一度計画的に対外模試の勉強に取り組んで
みてはいかがでしょう。

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