ギャンブルで大破滅

2008/04/12(土)10:29

騰がって良し、下がって良し・・・

FX(155)

FXにおける私の現状はまさに投資家としての完成形だと思える騰がって良し、下がって良しだ。 ずっと、思考していたが・・・・ 市場がパニックに陥っている時はショートで、円キャリートレードが全盛の時はロングと・・・ 分かりやすいトレンドにおいては素直にトレンドに乗ったほうが良いが・・・ 現在のように先行きが不透明だと・・・・ やはり両建て戦術が一番安心だ。 スワップ派か差益派かにもよるが・・・ 一応は前者に属していると思われる私においては・・・・ 両建てが一番望ましい。 少し前に読んだLTCMの崩壊の本・・・ 非常に面白かったのだが・・・ 彼らの優秀な頭脳が優秀な結果を出していた時・・・・・ 単一方向のポジションと両建てでのリスクの確率を算出していた。 両建てにおいては市場におけるパニックやバブルといったリスクに対して・・・・ 単一方向のポジションの25倍リスクを軽減できるらしいのだ。 私が思考した結果ではないので、根拠は明確にはできないが・・・・ 少なくとも・・・ 米国のトップクラスの大学教授などが思考してたたき出した計算であるので・・・ ある程度以上は信用が置けると思うのだ。 私が計算したり、したり顔の投資アナリストが言うよりは事実に近い数字だろう。 さらに言えば・・・ 彼らは最終的結果においては破滅したが・・・・ 過程においては天才的だった。 一度の判断ミスですべてを否定することは容易いが・・・・ 彼らの頭脳は、明らかにその他大勢と比較して優秀であるし・・・ 破滅を導き出した1つの判断以外・・・・・ 少しも能力は毀損されていない。 と考えると・・・・ 何が起きるのか分からない混沌としたこの市場で・・・・ 生残り続ければ果実を得れるのだから・・・・ 最優先事項は生存すること、退場させられないことだと思うのだ。 となると、暴落時にも暴騰時にも動じないで済む両建ては有効な戦術だ。 重要なのは・・・ 損失で苦しくなってから両建てをするのではなく・・・・ 最初から両建てをすること。 現在なら・・・ 米ドルのショートと豪ドルのロングを同時に入れることだ。 少なくとも・・・ 支払うスワップと受け取るスワップの差が、1万通貨で一日あたり100円ある。 考え方としては値動きがまったく変動しない金利が一日100円つく1万通貨を10万円(私は外為ドットコムで常にレバレッジは20倍)で買うようなもの。 それに・・・・ 先行きにファンダメンタルズ的に米国は強気になれる材料がなく、豪ドルはしばらくは好景気が見込まれる・・・・ 一方は下がる要因があるのに、しぶとく価格を維持しているにもかかわらず、もう一方は騰がらなければ本来おかしいはずなのに・・・・ 他国の通貨に足を引っ張られている状態だ。 私見では米ドルと豪ドルの対円価格はどんどん近付いていき・・・・ 最終的には豪ドルが米ドルを超えることもありうるのではないかと思っている。 米ドルの貿易収支を考慮しても、現在は非常に危険だ。 毎月650億ドルとか赤字を垂れ流していたら・・・・ 年間で約8000億ドル・・・80兆円? ・・・ 国家が年間で80兆もの赤字を垂れ流していたら・・・ 絶対に破綻する・・・・ 日本のバブル時の国家予算を超えているのだ・・・・ 誰が、その赤字の価値を埋めるのだろうか? おまけに先送りをしていてまったく解決になっていないサブプライムローン問題もいつ再燃するか分からない。 丁度、来週からJPモルガンの決算等がある・・・・ みずほの決算も予想の6割減と・・・・ 危険な香りがする・・・ FRBのバーナンキ議長の言葉を借りれば・・・・ 「第二次世界大戦後では最も深刻な事態だ」という現状・・・ 深刻な事態にも関わらず・・・・ FRBの資金供給の賜物か・・・・ 米ドルは言うほどその価格を下げていない。 だが・・・・ それはミセスワタナベ等の米ドルの危機を危機と思っていない人物達が買い支えているだけなのではないかと思っているが・・・・ 個人的には米ドルに対して非常に危機感を抱いている。 目が覚めるような、何かが変わるかもしれないと思えるほどの暴落が控えている気がしてならないのだが・・・・ 私は日本亡国論者だが・・・・ それよりも先に米国も亡国となりそうだと感じる・・・・ 歴史を振り返れば・・・・ 世界の覇権は常に移動してきたのだ。 今でこそ米国が覇者だが・・・・ 20年後も米国が覇者であり続けるとは思えない。 覇権を握るのは中国ではないかと思っている・・・ 仮に中国でなかったとしたら・・・ と考慮しても現状ではそうなると覇者が見えない。 やはり極力リスクを低減しなければ・・・・ この市場で生残れないと思うのだ。 この両建て戦術・・・・ 資金がなくなってから行うと、両建て両損だが・・・・ 資金が潤沢なうちにやれば・・・・ スワップを受け取りながら、超短期的な収益機会も積極的に狙っていける。 ヨミを外したとしても・・・・ 損切りせずに次の機会を狙えるからだ。 ここのところ、両建てである保険を存分にいかして・・・・ 暇を見つけてはデイトレードをしている・・・ 昨日一日だけでも+80Kくらいだったと思うのだが・・・・ 週明けの展開もまったく見えないが・・・・ ボラティリティの高いポンドあたりで・・・・ 現在の価格より、少しさげたところでショートストップを入れておこうかと思っている。 で・・・ 思考しているのだが・・・・ 競馬でも相撲でも・・・・ 強い馬や強い力士で・・・・ こういう型にハマッたら絶対に負けないという馬や力士がいると思うのだ。 純粋に強いというのではなくて、条件が合致すればまず負けないというタイプ。 1600m戦のトロットサンダーとか 3000m以上のライスシャワー 右上手を取った時の魁皇とか・・・・ 投資家としても、私も必勝のパターンを作り出す必要があると思っている。 私は残念なことに天才でもなんでもなく、張らなければ人生が何も変わらないということを理解している一介の凡夫。 だが、条件が合致しさえすればパニックに陥らず、市場において天才をも駆逐するような展開をもちたいと思っている。 FXを始めてから14ヶ月・・・・ ずっと思考してきたが・・・・ やはり、私の必勝の型は「両建て暴落落ち武者狩り戦術」だろう。 両建てでリスクをヘッジし・・・・ スワップを受け取りながら暴落がやってくるのをひたすら待つ。 ショートは金利を支払っているので・・・・ どう考えても、先にショートを決済したい。 ショートを先に決済するためには・・・・ トレンドが下方に振れているとき・・・ つまり暴落が望ましい。 その暴落がやってくるまでひたすらスワップを受け取って待機し・・・・ 一度、暴落が訪れたら・・・・ ロングポジションオンリーで損切りをする勇気、意志のある撤退をできなかった逃げ遅れた投資家の背中を竹槍で突くかのように・・・・ ボラティリティの高い通貨をショートで浴びせ・・・・ 落ち武者を狩る。 そして・・・ 行き過ぎた底を見極めて・・・・ ショートを決済し・・・・ ひたすら生残りにかける戦術だ。 一度目の暴落を直に受けるのと・・・・ 両建てで受け止めてから生残りにかけるのでは・・・・ LTCMの言葉を借りれば生存率が25倍違う。 さらに底や天井は誰にも分からないといわれているし、私もそうだと思うが・・・・ 天井よりも底の方が分かりやすい。 何故なら、株でも為替でもなんでもそうだが・・・ 価格の上昇はゆっくりで・・・・ 暴落は加速度的に暴落する。 だから・・・・ 暴落は止まるのも早いのだ。 大底は見極めることができないにしろ・・・・ その暴力のような下げが一時的にしろ止まったかどうかくらいはわかるはずだ。 去年の2月・・・・ FX市場に参加して米ドルのロングを持ち・・・ 一週間で退場を迫られたあの屈辱・・・・・ 去年の8月・・・・ 維持率20%台でぎりぎり生き残り、大きな損失を被らずに済んだあのとき・・・・ 今年の1月、想像を絶するほどのランドの暴落で、またもや退場しかけ、株式で得たキャピタルゲインを回し、持ち直したこと・・・・ 生き残りさえすれば・・・・ 可能性は常にある。 今の私は額面こそ入金した金額から1350Kほど増えているが・・・・ 含み損も2000Kほどある。 だが・・・・ ここのところは含み損は減少傾向にあるのだ。 この戦術で・・・・ 生き残りと逆転にかける。 書店で探していても、暴落狙いの戦術は記載されていない。 まだ、FXの歴史は浅く・・・・ 株式におけるバリュー投資のように、結果を伴った必勝法は存在しないと思うのだ。 だからこそ、どの本を見ても、ヨミ違えたら損切りを早くと書かれていると思うのだが・・・ 試行錯誤の上・・・・ 私は両建て落ち武者狩り戦術で・・・・ いつくるか分からない暴落のときを必勝の型としたい。 週明けも・・・・ 市場から目が離せない。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る