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朝5時30分に目が覚めて、あったかい紅茶を飲みながら
幼稚園の2年間をゆっくりと思い返してみた。 入園の前の月にまあたんが生まれて、かあくんは大喜びだったね。でも、ママはずっとまあたんに付きっきりで、ちょっと複雑だった かあくん。 そして、入園式。当日は何事もなく無事に過ぎたけれど、それからの登園は、大変だったね。 初めてママから離れて、一人で幼稚園の教室へ入る。それがなかなか出来なかった。 朝のゲタ箱前での「いってきます」が、かあくんにとって すごいつらい事だったんだよね。 教室に入ってお友達と遊びたいけれど、どうしても そこから一歩が踏み出せずにいた。 「お母さんがいると、教室にずっと入れないままになってしまうので帰ったほうが良いです。」と先生に促され、 「かあくんごめんね、ごめんね。」って心の中で言いながら 長い園庭を泣きながら、帰った事もあったっけ。 そうやって、たくさんの事を乗り越たり、ママやパパが力を貸さなくても、ひとりでもいろんな事が出来るようになったり、知らず知らずのうちにいろんな事を覚えてきて、ママ達のこと驚かせてくれた事もあったね。 とっても嬉しい事なのに、なんだか、かあくんがどんどん離れてくみたいに感じる時もあって、ママの心の中は複雑です。 家を出る時、「かあくん、最後だから今日は手をつないで 歩こう!!」と私が言うと ちょっと照れくさそうに小さな手を出した。 幼稚園までの歩いて15分間。 ずっと手をつないでいたかったけれど、かあくんはスキップしたり、戦いごっこのまねをしたり、自分の自由に歩きたくって、 いつの間にか、私の手から離れていった。 少し寂しかったけれど、「これでいいんだよね」って 自分に言い聞かせながら、幼稚園まで歩いた。 式が始まっても、私は全然涙は出なかった。 きっと、私も少し緊張していたんだと思う。 式も終盤に差し掛かって、「別れの言葉」が始まった。 何日も前から、ママには内緒で、かあくん一人で練習してたよね。 卒園児は180人くらいいたけれど、かあくんの声 一番大きくて、誰よりも上手に言えてたよ。 緊張の糸が、プッツリと切れた…。 疲れて眠ったまあたんを抱えて、声を必死に抑えながら泣いた。 ブカブカだった 制服や帽子、 幼稚園の椅子に座ると、足がブラブラしていた入園式。 恥ずかしくて、大きい声が出せなかったかあくん…。 もうあの頃のかあくんとは、違うんだね。 本当に本当に大きくなったんだね。 かあくんが楽しかったのと同じ位 ママもいっぱい、いっぱい楽しかったよ。 2年間、がんばったね。 かあくん、卒園 おめでとう!! そして、時々は手をつないで、歩いていこうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003.03.14 22:08:46
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