友達
このところ私の周囲で色んな出来事が立て続けに起きている。そう、あの検査入院以来。あれからこっち、それまで余り真剣に考えた事のない人間関係についてふと考える様になった。それは友達という間柄。一口に友達と言っても色々だ。学生時代の親友。ボーイフレンド。茶飲み友達。家族ぐるみの友達。仕事仲間や飲み仲間。そしてホムペ友達...友達って何だろう?定義なんてあるのだろうか?誰かの有名な言葉でこんなのがあった。”友遠方より来る。これ又楽しからずや...”こんなのもある。”遠い親戚より近くの他人”言われてみれば成る程と思う。入院する前がたまたま正月だったし、昨年暮から予定を立てていた事もあり、年賀状を準備した時親しい人にはその事を知らせる意味で書いて出した。実際入院は病院の都合で少し延びたが、それでも気にしてくれていたここ数年実際会ってもいない人達がお見舞いに来てくれた。中には以前帰国直後に入院した病院の看護婦さんや、やはり同じ病棟にいて知り合った患者さんもいた。それ以前は会った事もない人達で、入院してたほんの短期間に友達付き合いしてただけなのに。それから顔も声も知らないホムペ仲間の人達も、一生懸命メールやホムペで励ましてくれた。顔の皮の厚い私は気分転換の為に病院のパソコン借りてアクセスしてた。ホムペの事をその病院の私担当のソシアルワーカーの人に言ったら、喜んでホムペを覗き、カキコまでしてくれた。きっと今でも見てくれてるに違いない。来週検査結果を聞きに受診に行くので又聞いてみようと思っている。あの”笑える話”で彼女は大盛り上がりだった。本当の友達って、付き合いの長さで計る物じゃないんだね。しかしその反面こういうのもある。曰く”招かれざる客”。男女の三角関係じゃあるまいし、子供の頃のいじめやつま弾きでもあるまいが、大の大人の嫉妬心とでも言うのかな?誰かと誰かが仲良くなって、誰かと誰かが喧嘩する。ガキじゃあるまいし、バカじゃないかと思ったりする。そもそも友達を選ぶのは自分。友達だって夫婦だって相手を選ぶ権利は自分にある。相性の良し悪しだって本人が決める事。嫌な相手に気を遣い、何とか丸く治めようと言うのは私の性格が許さない。人に媚を売る様な八方美人は大嫌い。それでストレス溜めて肩が凝るのは願い下げ。その結果、離れて行ってしまう友達はそれだけの物だったと言う事。人は一生の内どれだけの人と、又その人の人生と出会うのだろう。その中で何度も出会いや別れを経験する。そこで自分も成長し、相手も成長する。虫や爬虫類が何度も脱皮を繰り返す様に。本当の友達は性別、年齢、職業、家族、趣味、特技その他色々違いがあってもなれる物。お互い助け合える物。上辺だけの友達なんか欲しくない。ねえ、そこのあなた、そう思いませんか??