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わん・ワン・わん(シーズーとパグ+ボルゾイの不思議な暮らし)

わん・ワン・わん(シーズーとパグ+ボルゾイの不思議な暮らし)

お母さんの話(*^_^*)

 早いものでゴエモンが我が家に来てから2年半がたちました。初めて大型犬を飼うと言うことだったのでどんな子が来るのかとても楽しみにしていたのです。
 そして初めてあったとき、4ヶ月なのになんと16キロもあるってほんとうに驚いたんです。でもこの子が家にやってきたときすぐにおかしいと感じました。どこがって何しろ家の隅っこにいってじっとしているんです。しかもオドオドトして本当に子犬らしくなかったんです。どの犬も新しい環境に最初は慣れないので緊張したり落ち着かなかったりするものなのですが、それにしては様子がおかしいんです。最初は、なれないところに連れてこられたのだから仕方がないかなあと思っていたのですが、1週間たってもその様子が変わらないのです。で、一応ほかの予防接種は済ませて来ていたので、狂犬病の予防接種をしにいったときに、かかりつけの獣医さんが、「この子は3ヶ月までの間に、十分な栄養を摂取していない」と断言されたのです。わたしたちは、ちゃんとしたところから買ったつもりだったので本当に驚いてしまいました。そこで早速買ったところに連絡を入れてみたところ、でるわ、でるわ。相手が隠していたことをようやくそのときに教えてくれたのです。(>_<)
 ゴエモンは産まれてから3ヶ月までの間、ゲージの中で過ごしていたと言うことがわかりました。その間食事も十分に与えられることもなく、もちろん散歩なども連れて行ってもらってなかったらしく、後ろ足の発達が極端に遅いようでした。後ろ足があまり発達していなくて、特に左の後ろ足は極端に力が入らないようでした。でも、身体的なダメージもさることながらやはり心のダメージがかなりあると思われ、当初はどうしようかと本当に迷ってしまいました。でもこのままこの子を買ったところへ送り返してしまうとこの子がこの先どうなるのか・・・そう考えるととても送り返すことなどできませんでした。心ないブリーダーのためにゴエモンは、本当に辛い日々を送っていたのでしょう。これがもし自分だったら?と考えるとゴエモンの心の傷は計り知れないものがあるように思えます。現にうちに来て二年半になりますが、果たして彼が本当に私たちを信用してくれているのかわかりません。私たちなりにできる限りに愛情を注いでいこうと思ってはいるのですが、時折考えもつかない行動をとることがあるのです。飼い主に、うなり声を上げたり、噛みつこうとしてみたり・・・。遊びではないことはわかっているのです。彼も私たちも・・・。_(._.)_そのときどう対処するのか?とても悩んでしまいます。いけないことだと言うことはゴエモンもわかっているようですが・・・その場で叱責はします。
 気分が落ち着いているときは、本当におとなしくて飼い主に言うこともしっかり聞くんですが、本当に突然変わってしまうんです。情緒不安定なんでしょうね。
 虐待を受けた犬は、どんなに愛情を注いでも伝わらないものなんでしょうか?そんな風には考えたくはないんですが・・・


こんなゴエモンは、2006年10月17日にお空の星になってしまいました。寝ている間に冷たくなっていたのです。とても安らかな顔でした・・・

4歳で、死因は老衰・・・
3ヶ月まで間の虐待が影響したのだろうということでした。

まだまだ早い死でした・・・
もっともっとたくさんいろいろなところへ連れて行ってやりたかった・・・・悔いが残ってます。


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