カテゴリ:和みの着物あれこれ
着物道を極め、その道まっしぐらの方は 八掛の色目で遊び心を見せたりできるのでしょうが、 着物を誂える事も、まだまだ少ない(当分はない?)私にとって 素敵な八掛の紬を、ふんわり・さらりと着こなすのが夢。 数年前、とある呉服店の展示会会場で 衝撃的な出会いをした 大島紬。 その八掛の色で、悩み、悩んで とうとう、 呉服店の若旦那さんのアドバイスで「黒」にしました。 (私は 薄い紫がメインの柄八掛にしたくて 心の中では「黒なんて ありえない。」と思っていたのですが。) 着物に興味を持ち始めたころから なんで、紬の八掛は 赤ばかり?決まりなの?・・・と思っており 何てことない、肌がキレイにみえるから。って事と知りびっくり。 決まりきっても、皆様、キレイに見られたいのねぇ・・・女心・・・うん。 呉服店から、その大島紬が届き たとう紙から出して広げた時の感激。 ・・・・・「黒」にしてよかった。 私が選んだ柄は「桜に雪輪」、 大島紬にしては 可愛らしく くどさもある柄が しっとりと大人の紬として仕立てあがっておりました。 きっと、この大島紬に20代の私が出会っていたら 八掛は「赤」だったかもしれない。 そして、60代になった私が 選ぶのも「赤」なのかもしれない。 袖を通すたびに 黒でよかったと、顔がほころぶ。 赤でなくとも、キレイになりそうな 黒の魔法。 すごいな、色って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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