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結局アメリカも満喫できたので空港内に戻りました。
とすると仕立ての良いスーツを着たちょっと良い男のアメリカ人が近づいて来ました。 「コンニチハ、ニホンカラデスカ?」 異国で異国人に日本語で話しかられるというのは安心するものです。 そうだ、と答えると彼はソマリアだかアフガニスタンだかの子供の写真を見せて寄付してくれ、と言ってきました。 さすがアメリカは世界を見てるな、と感心しました。 丁度手紙を出す時、切手を買うためチェックを一枚切っていたので小銭がありました。 それを手渡そうとすると彼は「違う」と言ってきました。 そしてリストを見せて皆、これだけ寄付してくれていると言います。 リストを見ると全員が日本人。 それも皆、最低額が100ドル。 100ドルと言ったら1万円ですよ? アホか、と思いました。 中には300ドル、500ドルと寄付してる人がいます。 途端に寄付する気が失せて悪いがそんなお金は持ってないと言うと、驚いたことにクレジットカードは持ってないか?クレジットカードでも寄付できると言いました。 クレジットカードを使って寄付するというのはアメリカでは普通なのか? リストを見ると確かにクレジットカードで寄付してる日本人がいます。 持ってないというと彼はそうかと言って「アリガトウ」と去って行きました。 その態度を見るとちょっと悪いことをしたかな、と思いました(←日本人の性)が、何でトランジットでちょっと寄っただけなのに1万も払わなけりゃいけないんだと自分を納得させました。 すると今度は10mと歩かないうちに看護婦の格好をした二人組アメリカ人ミセスが近づいてきてAIDSの文字を首から提げて寄付してくれと言ってきました。 内容は一緒です。 小銭を渡そうとしたらやっぱり「違う」と言ってリストを持ち出しました。 お金持ってないと言うとやっぱり素直に諦めてくれました。 この辺りに来ると罪悪感もかなり薄れてきて、自分がカモにでも見られているのかと段々腹が立ってきました。 そしてマックでお買い物をしてそれを食べているとまたしても寄付してくれと言ってくる人がいました。 (必ず最初に日本人か?と聞くのがミソ) 日本人をなめてんのか?お前ら? その人はやはり飢えている子供達の写真を見せて切々と寄付してくれ、と訴えてきました。 お前が働いてその金を寄付してやったらどうだ? こんな所でそんなことしてるより働け! 日本人ばかり狙いやがって! ふざけんな、ボケ! 大和魂爆発です。 しかし、心の中ではそう思いましたが如何せん英語がしゃべれません。 「You have a good suit, sold it and pay money. Why not do it?I can't believe you. And I'm Japanese,here is'nt it United Stais? I am still pay money in Japan.And why not say to the American,say to the American」 「良い服を着てますね、それを売って寄付したらどうでしょう? 何故そうしないのですか?私はあなたを信じられません。 それに私は日本人です。ここはアメリカでしょう?私は日本で寄付しています(←嘘)。 だから日本人に言わずアメリカ人に言ったらどうでしょう?」 思ってることとは裏腹に物凄い丁寧な言葉になってます。 自分の拙い英語力ではこれが精一杯。それも多分間違ってるし。 するとそのアメリカ人はアメリカ人お得意の手のひらを上にして肩をすくめるというポーズを見せました。 なめてんのか?お前? ちょっとアメリカが嫌いになりました。 そして乗り換えの飛行機に乗るため再び搭乗口へと向かいましたが振り返ると二人組の日本人女性が寄付していました。 一体いくら寄付したんでしょう? 良い男に目が眩んだか? それとも日本人特有の人の良さに付け込まれたか? そのお金は自分の予想ではそいつのポケットに入るだけでしょう。 この予想は多分当たっているはず。 日本人なめんなよ!アメリカ!(←アメリカ人全員がこういう人だとは思ってません) 後に会った日本人留学生に因るとこの行為はアメリカ人にもヒンシュクを買っていたらしく今はそうしたことがないらしいとの話ですが事実かどうかはわかりません。 本場ディズニーランドに行く予定のある人は確かめて来てください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月15日 02時11分54秒
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