
僕のヤル気を知りませんか〜
行方不明になりました〜
指名手配のモンタージュ〜街中に配るよ〜♫
なんか随分前にレオパのブログ書くとか言ったんだけど、気づいたら半年くらい経ってた気がする…いや?そんなに経ってないか?(このブログの下書きを書いたの2月、そして今は6月…あなやっ!!)
なんで更新しなかったって?そりゃ貴方…ヤル気が起きなかったからですよ?
でもさぁ、そろそろ書かなきゃなって。書くことで自分自身の知識を整理することになるからね。
インプットも大事だけど、アウトプットも大事なので。
まぁ、そんなことは置いといて爬虫類ブログ書いてるのに、手を出してこなかった例の奴に手を出す時が遂にきましたね...(そもそも冒頭で既に書いているんですが)
そう、それは爬虫類界(ペット部門)のキングであるレオパードゲッコーつまりヒョウモントカゲモドキ…通称レオパについて書きたいと思います。

誰しもがここから始めると言っても過言ではないでしょうか?(知らんけど)
爬虫類の代表種って感じでもう今更…って思う方もいらっしゃいますけど、まぁご一読いただければ幸いです。
なおレオパについて知るなら下記書籍がとてもお勧めです。
当ブログを読むよりもこちらをご一読いただいた方がタメになります。マジで。
ちなみ著者は東京・本郷にあるレプタイルクリニックの小家山先生です。

ヒョウモントカゲモドキの健康と病気 病気にさせない最適な飼育 [ 小家山 仁 ]
『レオパードゲッコーの情報及び飼育環境について』
和名:ヒョウモントカゲモドキ
英名:レオパード・ゲッコー
学名: Eublepharis macularius
原産国:アフガニスタン、パキスタンなどの中東
全長:23~28㎝
毎度お馴染みではありますが、飼育環境を考える上では現地の情報が欠かせません!が、原産国が紛争地域の為、現地の情報がイマイチ分からず…
とりま図鑑によると砂漠気候の荒れ地や岩石砂漠、一部では亜熱帯乾燥林や亜熱帯低木林や標高2500メートル以上の高地でも生息が確認されていると書かれているので、まーかなりの広範囲に分布しているようです。
参考

ヤモリ大図鑑 トカゲモドキ編 分類や種別解説ほか生態・関連法律・飼育・繁殖を解説 (ディスカバリー生き物・再発見) [ 中井 穂瑞領 ]
どこの情報を参考にするかを考えると悩ましいですが、ワイルド血統として有名なパキスタンを気候情報の参考といたします。
クエッタ(パキスタン)
「クエッタでは、夏は長く、暑く、乾燥状態、快晴、冬は短く、非常に寒く、降雪が多く、ほぼ晴れです。 1 年を通して、気温は -2°Cから 35°Cに変化しますが、-6°C 未満または 38°C
を超えることは滅多にありません
暑い季節は、5月15日から 9月16日まで 4.0 か月続き、1 日平均の最高気温は 30°C を超えます。 クエッタ における 1 年の最も暑い月は 7月で、平均最高気温は 35°C、最低気温は 22°C です。
寒い季節は、12月1日から 3月1日まで 3.0 か月 続き、1 日当たりの平均最高気温は 15°C 未満です。 クエッタ における 1 年の最も寒い月は 1月で、平均最低気温は -2°C、最高気温は 11°C です。」
引用元
上記より、夏は日中35度、夜間は22度。一方、冬の温度は一日の平均気温は15度未満とあります。冬の最低気温は‐2度とありますが、飼育下でこの温度は流石に死ぬと考えます。冬の時期は巣穴に籠ってほとんど出てこないのではないのかな?
同様に夏の日中も巣穴に引きこもっていることを考えると、日中30度、夜間22度以上が適切な温度なのかな?
なお繁殖させる為にクーリングを行う場合もありますが、その際の温度の下限は大体15度位とクリーパーか何かで読んだ記憶があります(有名なレプレプさんの記事)。ちなみにその際でも保険としてプレートヒーターを一部分に敷いているそうです。
とかなんとか書きましたが、俺がブログ書かずにウォンウォン言ってる間になんと野生のレオパの動画が・・・すげぇぜ!!
「野生のヒョウモントカゲモドキを探して。本物の生息環境はこんな感じ。」
※本動画の後半部分に野生の動画が出てきます。

巣穴に篭ってます。
『レイアウトについて』
さて、じゃあ飼育始めようとなった場合、どんなサイズのケージで飼えば良いか?
ショップとかで聞くと大概は「シューズケース位のサイズ、もしくは30cm×30cmのケージですねー」と言われると思います。
でもね。それって玄人の考え方だと思うんすよね。だって小さいケージで飼っても楽しくなくない?
小さいケージで省スペースで済む。数をたくさん飼いたい、コレクションしたいって人ならそうだと思います。
でもさ、ほとんどの人はそんなに数飼わないわけで・・・だったら楽しく広く飼った方が良くない?
玄人にはそれがわからんのですよ。。。
※個人の感想です。

広く飼ったら?とか言っておりますが、上記写真が自分の家の基本レイアウトです。(ごめんなさい、だって飼育頭数が多くて・・・)
レプティギア365を使用しております。床材はバークチップ、スドーのウェットシェルター、水入れのレイアウトです。
床材はキッチンペーパーなどのペーパータイプ、赤玉土などのソイル系、バークチップなどのウッドチップ系のどれでも大丈夫だと思います。ただカルシウムサンドなどの砂系は脱皮不全しやすいのでお勧めしません。

爬虫類ケージ スドー レプティギア 365 W26.1×D36.8×H17.8cm 関東当日便

ポゴナ・クラブ 爬虫類牧場 バークチップ 4L 爬虫類 底床 敷砂(陸棲用) 関東当日便

スドー ウェットシェルター M 関東当日便

上記はグラステラリウム3030(30cm×30cm×30cm)を使用。床面積を広くするためにロフトを作っています。
ロフト部分は100均で販売されてる突っ張り棒の上にカットした炭化コルクや使ってないバックボードを再利用するといいと思います。

爬虫類ケージ GEX エキゾテラ グラステラリウム 3030 爬虫類 ケージ 飼育 ガラスケージ お一人様2点限り 関東当日便

炭化コルクシート 小 30×30×3cm 園芸 素材 爬虫類 レイアウト 関東当日便

上記はパンテオン6045にレイアウトを組んだ例です。高さは45㎝以上あると色々と面白いです。写真で分かる通り、流木やコルクでレイアウトを組めば立体活動を頻繁に行ってくれて楽しいです。
ちなみにコルクや流木がどこで売っているかわからない場合は大きめのイベントに行けば売ってます。もしくは最寄りのショップで相談ください。
なお床材はカルシウムサンドを使用してますが、指先の脱皮不全を起こす可能性があるのでお勧め出来ません。

爬虫類ケージ 三晃商会 パンテオン ブラック BK6045(60.5×45.5×45cm)お一人様1点限り 関東当日便
『給餌についてのあれこれ』
レオパの食性についてですが、上記でさらっと扱いましたが、肉食性になります。
流石にだからと言って「じゃあ肉だ!!」っていう人はいないと思いますが、エサは当然餌虫になります。
代表的なのはコオロギ(イエコオロギやフタホシコオロギ)やローチ類(デュビアやレッドローチ)、果てはミールワームなどですね。
人工飼料等もよく食べるので各飼育者の人の好みや状況に合わせて選んでいいと思います。
もちろん餌虫を与える際はカルシウムのダスティングや時々(月一位で)ミネラルやビタミン剤を与えるのも忘れないでくださいね。
給餌頻度はベビー・ヤングで週3以上、サブアダルト以降は週一もしくは10日に一回程度で良いと思います。
我が家の場合はベビー・ヤングは食べるだけ与えますが、アダルトの場合はクロコ2・3匹程度で抑えています。それでも太る子は太るので生体の様子を見ながら調整しています。
ちなみに北米ではミールワームが主な餌虫らしいですが、その場合はZOOMEDのカルシウムをお勧めしてます。ZOOMEDのカルシウムはまとわりつきやすいので。(逆にコオロギなんかだと付き過ぎてしまうので向かない)

ポゴナ・クラブ 爬虫類牧場パウ 炭酸カルシウム(PC182) 152g 爬虫類 サプリメント 添加剤 関東当日便
うちはこれをメインに使ってます!!

ZOOMED レプティカルシウム ビタミンD3無し 8oz(227g) 爬虫類 サプリメント 添加剤 関
ミールワーム向き。玉になりやすいので通常使いはイマイチ・・・

ポゴナ・クラブ ミネラルパウダー 95g PC−183 爬虫類 サプリメント 添加剤 関東当日便
ミネラル補給に!

ポゴナ・クラブ 爬虫類牧場パウ 総合ビタミン(PC181) 86g 爬虫類 サプリメント 添加剤 関東当日便
ビタミン補給に!

【公式】 レオバイト 50g 爬虫類 レオパ フトアゴ コオロギ 95%配合 練り餌
お勧め人工飼料。コオロギ粉末なのでカルシウム混ぜて使います。

レパシー スーパーフード GRUB PIE グラブパイ 6oz 170g ヒョウモントカゲモドキ レオパ エサ フード 関東当日便
ド定番の人工飼料。作るのがややめんどくさい・・・

キョーリン レオパドライ 60g 餌 フード 爬虫類 昆虫食 お一人様50点限り 関東当日便
崩れにくいので一番使いやすい・・・かな?(うちは人工飼料ほぼ使わないので。。。)

床材が食べて糞になって出た状態。ミネラルが不足すると床材を食う。ミネラル補給は大事。

冷凍クロコオロギ。便利です。
『冬の休食時期について』
レオパを通年飼育している人ならご理解いただけると思いますが、レオパって冬場になると餌を全く食べなくなります。(幼体は除く)
飼育始めた人は恐れおののく方もいると思いますが、これ拒食ではなくて休眠期になりますので、それほど心配はありません。
休眠期は活性が落ちてる時期なので、餌を食べなくても体重はほとんど落ちません。
以前計測した際には1週間で1g以下しか体重は落ちませんでした。なので月に4g程度。3ヶ月餌を食べなかったとしても12g程度しか体重は落ちませんので、全く問題ありません。我が家では最大で半年程食べない個体もいました。
逆に全く食べず、体重がドンドン落ちた場合は、それは異常な状態なので、動物病院の受診をお勧めします。
つまり食べない!不安!!だったら体重測ろ?ってことです。
(明らかにおかしい場合はこの限りではない)
『モルフについて』
ごめんなさい。モルフに全く興味がないのでわかりません…
色々本出てるのでそちらを見るのが良いです。

ヒョウモントカゲモドキ品種図鑑 飼育前の個体選び・品種の選別・繁殖に役立つ【電子書籍】[ 中川翔太 ]

自家産のタンジェリンのベビー
『多頭飼育について』
お勧めしません。
…と終わらせるのは簡単ですが、出来ないこともありません。
ただやる場合はトラブルを覚悟してください。
とりあえずやっちゃ自分が言えるポイントは下記です。
・雄同士はダメ(殺し合う)
・目が悪い個体やモルフはダメ(神経質な為、動くものは餌だと思って噛みつく傾向がある。)
・♂♀でも大丈夫だが、発情期はオスがメスを噛むので繁殖期は避ける。
・シェルター数は生体数+1個はあった方が良い。
上記以外にもポイントはあると思いますが、それは各個人でお調べください。
ちなみに多頭飼いしてる超有名ブリーダー様(〇プ〇プさん)に秘訣を聞いたことがあるのですが、ポイントは給餌の際の条件付けにあるらしいです。
喧嘩・ケガの原因は「動くもの=餌」と誤認することから始まるらしいので、餌をある特定のシグナル下でないと貰えないと学習させることで事故は最小限に抑えられるとかなんとか…
でもまぁ難しいと思います。なのでお勧めしません!!

60cm×60cmケージで飼育してるペア。お互いに大人しい性格且つケージが広いので多頭飼い中。
『UVBの必要性について』
レオパにUVBが必要か?という質問についてですが、必要ないと思います。
過去にUVBライトを設置したことがあるんです。必要だと思って。
必要なら浴びるし、必要ないなら浴びないだろうと。
そしたらね、火傷?したんですよ…

背中が白く変色している状態。脱皮不全ではない。

尻尾は油を塗ったような状態。ケロイドに近い状態か?
上記はUVBライトの選定ミスと照射時間が長すぎたことと生体を過信しすぎたから起こったミスです。
問題の発覚後は即座に使用を中止して、生体はその後元気な状態に戻りました。
当時はどんな生体であれUVBは必要と思い実施しましたが、レオパに関しては「窓から入る光量位で十分な位、要求量は少ない=不必要」という結論に(自分の中で)達しました。
つまり「要らない」ってこと。
『まとめ』
とまぁツラツラと書きましたが以上の情報をまとめると下記のようになります。
ケージサイズ:シューズケースサイズ以上(20cm×30cm以上)
※広い方が楽しいよ!!
温度:22〜30度※適温は27度程度?
※クーリングする場合は15度以上、事故防止の為、プレートヒーターの設置をお勧めします。
湿度:一部に高湿度の場所があれば不問(ウェットシェルターあれば可)。但し、多湿過ぎると調子を崩す。
UVB:必要ではない。つけても弱UVB且つ短時間。強いものを使うと火傷?の危険あり。
食性:肉食性(コオロギなどの虫や人口餌)
※果実類を食べることもある。(マルベリー・みかんなど)
床材:キッチンペーパーなどのペーパータイプ、赤玉土などのソイル系、バークチップなどのウッドチップ系のどれでも可
※ミネラル分が不足すると床材を食べる傾向があるので、注意が必要。誤食防止の為に餌にミネラルサプリの添加やピンクマウスなどを与える。(人工飼料でも可)
毎回恒例ですが、上記は私ぱんくが個人的にまとめた飼育情報になりますので、あくまで参考程度で。何か問題が起こった場合は生体を迎えたショップやブリーダーさん、獣医の方に確認するようにしましょう。
では…

我が家の初代爬虫類であるコマチ様。