ぱんくの爬虫類飼育記録
PR
< 新しい記事
新着記事一覧(全30件)
過去の記事 >
前回のあらすじ それはある蒸し暑い雨の日であった 水玉模様のナイスなヤモリであるトッケイ♂は高らかに鳴いた。それはもう大きな声で「トッケイ!トッケイ!!」と そして大きな声に導かれるように♀のトッケイがやってきた そして2匹は一つになり、半年後そこには可愛いトッケイベビーが産まれたのだった・・・ 初めてのトッケイベビー、玉露と命名 はいっ!というわけで前回の続きです。 まだ読まれていない方は下記からお読みいただければ幸いです。 トッケイの飼育等について ヤモリの中のヤモリ達、出てこいや!!(トッケイヤモリのお話) 本記事の前編 (トッケイ)BABY BABY 君を抱きしめてみたい~トッケイの繁殖&ベビー成長記録 前編~ 紆余曲折を経て生まれたトッケイベビー その飼育について書いていこうと思うんですが、先ずは最初のベビー玉露ちゃんについて書きたいと思います。 この玉露ちゃんですが、生まれて初めて見た時には既に尻尾が切れていました。 そして何故か親個体を怖がっていたんですね・・・ そもそもトッケイは子育てをするタモリ・・・ヤモリとして知られていて、通常家族単位で過ごしています。 そのため、生まれたばかりのヤモリは親である個体の傍を離れず、また親も子どもを守るように動きます。(父親は卵が出来たあたりから、子どもや卵を守るために凶暴化します。※すべての個体ではありません。) トッケイは家族での生活を通して社会性を育んでいる賢い生き物なんです。 ただ例外はあるらしく、例え生まれても弱い個体は子育てをしてもらえないケースがあるらしいんですよね・・・ なのでこの子も見捨てられちゃった子なのかもしれません。 親個体がケージ上部に居るからか、逃げるように下に隠れていた玉露。ちったい。 その後生まれた兄弟達、母親が見守っている。尊い。 そんなわけで玉露ちゃんはこのままではよくないと思い、隔離、個別で飼育することにしました。 (その後、兄弟も筆者の精神的ストレスから個別で飼育に切り替えた。だって大きいケージにちっちゃいヤモリが複数いて餌食いやら健康管理やら出来ないってば!!) 「飼育環境について」 さて気を取り直してベビーの飼育について書いていきます。 生まれた直後のベビーはプラケ小で飼育可能です。 多湿系のヤモリではありますが、床材はキッチンペーパーで問題ありません。 但し、湿度を担保するためにウェットシェルターは必須です。 以下の写真が基本的なレイアウトです。これはニホンヤモリのケージの写真ですが、基本は変わりません。 基本構成 ・水入れ ・ウェットシェルター ・止まり棒? (写真のは100均で売っているプールの浮き棒をカットした奴) 温度と湿度は大人のトッケイと変わりませんので、そこらへんは以前の記事を参照してください。 もちろん朝と夜は霧吹きしてあげてくださいね。またその際は必ず声掛けしてください。 「エサだよー」とか「水かけるよー」とかね ベビーといえトッケイ、とっても賢いので嫌なことやびっくりすることをすると「ぎゃっ!」と怒りますw 怒ってるベビー。餌をよこせと言っている(気がする・・・) 「餌について」 エサやりについてですが、最初の排泄が終わった辺りから食べ始めます。 最初はイエコのSサイズとかレッドローチとか柔らかいものを与えてください。 もちろんベビーの中にはて大人用のフタホシ(自分とサイズそんな変わらない)を食べちゃう強者のベビーもいますが・・・(誤ってケージ内に逃げてしまったのを探してたら、でっかいコオロギをベビーが咥えて出てきて、「マジか・・・」って思いましたわ。) ちなみにお勧めの餌は「レオバイト」です。 これは乾燥したコオロギの粉末の餌で、水とカルシウムを添加して与える餌なんですが、めっちゃ嗜好性が高いんです。 人口餌は食いつかせるのに苦労するんですが、これはすぐに食いついてくれるので便利。粉末タイプだからサプリも添加しやすいし、水の量で粘度もコントロールできます。 ぶっちゃけ小さいコオロギをキープするのめんどくさいのでね。 与えるときはスプーンの代わりに耳かきとかで与えると便利です。 もちろんトッケイ以外のベビーにも使えます。 レオバイト 100g コオロギ95%使用 爬虫類 餌 関東当日便 なお餌の頻度についてですが、毎日で構いません。 その子の性質によりますが、毎日あげないと怒る子もいたりします。(他の子に餌あげてると「ぴゃっ!!」と鳴いて呼ぶ。気のせいかもしれないけど。) ちなみに玉露ちゃんは当初全く食べずハラハラしました。あの手この手であげたのは良い思い出・・・
「最後に」 上記の通り、ベビーとは言え、基本的なケアは大人と変わりありません。強いて言うなら小さいので脱走に気を付けることですね。速いですから。 後は時々日に当ててあげた方がいいかと思います。 必須ではありませんが、ある程度はね。 その際はあまり日が強い時は避けてあげてくださいね。(オーバーヒートも怖いし) 最後に、本記事は私ぱんく個人の経験と文献、ブリーダーさんやショップの方に聞いたことを元に書かれていますが、私見が多分に含まれています。 そのため、あくまで参考程度に留めておいてください。 本当に迷った際はお迎えしたショップ・ブリーダーさん、獣医さんに相談してください。 以上、ぱんくでした。 玉露 生後一か月(かわいい) 玉露 生後1年(立派なレディー) ヤモリ大図鑑 分類ほか改良品種と生態・飼育・繁殖を解説 (ディスカバリー 生き物・再発見) [ 中井 穂瑞領 ]
キング・オブ・はちゅ~レオパードゲッコ… 2025.06.29
リッジテールモニターの産卵及びトラブル… 2025.05.18 コメント(3)
アカメカブトトカゲ補完計画①飼育環境を作… 2024.10.29
もっと見る