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テーマ:両生類爬虫類集まれ~(569)
カテゴリ:爬虫類
時には〜ヤモリの〜話を〜しようかぁ〜
通い慣れた〜道で拾った(ニホンヤモリ)〜 (加藤登紀子「時には昔の話を」のリズムに乗せて) ということで?今回はニホンヤモリについて書きたいと思います。 導入部意味わかんないけど、気にしないでね。ノリと直感で生きてるので。 みなさんよくご存知ニホンヤモリ。夜家の壁とかに張り付いてますよね…知らんけどっ!! 自分、シティーボーイだから見たことないんですよね…自宅近辺でニホンヤモリ。 だからスーパー行く途中でニホンヤモリ見つけた時はテンション上がったね!!速攻で捕まえたもん。スーパー行くのやめて、エコバッグにニホンヤモリ入れて、そのまま帰って飼育始めたから。 ![]() 捕獲したニホンヤモリ。WCだからか心なしか顔が険しい ![]() 我が家で産まれたCH個体 ![]() こちらはCB個体。見て分かる通りハッチサイズはかなり小さい。 そんな二ホンヤモリですが、なんだかんだで1年半以上飼育経験も経過したので、その間に得た知見とか 色々書いていこうと思います。ではイカよろしくー。 学名:Gekko japonicus 和名:ニホンヤモリ 学名と和名共に「日本」って入ってるから日本固有種と思われがちですが、実は外来種っていう。 元々中国原産だったが、船に引っ付いて来日、土着したと言われております。 ![]() CH個体。穏やかな顔してる。 ![]() 趾下薄板があるので、壁に張り付くことが出来る。ちなみに親指には爪がない。 飼育方法 飼育ケージ:プラケ小で飼える。 ※ベビーの場合は小さ過ぎてプラケの隙間から逃げてしまうのでネットとか被せてから蓋してください。もしくはクリアスライダーなどで飼育してください。 温度:15〜30度 土着してる生き物だから日本の住環境なら大丈夫だと思うけど、あんまり高温はダメです。夏場は風通しの良い涼しいところに置けば良いと思います。 湿度:ウェットシェルター入れておけば特に霧吹きも不要かと思います。水入れから飲まない場合は必要だと思いますが。 UVB : ”必須”大事なことだからもう一度言います”必須”ちなみ5.0で十分です。 食性:肉食寄りの雑食?詳細は後述。 飼育環境は下記の通り ![]() プラケ小に突っ張り棒(大きい百均で売ってる浮棒をカットした奴)、ウェットシェルター、水入れ(ペットボトルの蓋)です。 床材はキチペ、最近は湿度管理や糞の処理しやすいので赤玉土使ってます。 写真には謎の皿がありますが、パンゲアなどのラコダクフードをプラスチックの板に盛って置き餌にしてます。 ![]() ニッソー プラケース 小 関東当日便 餌 餌はピンヘッド〜Sサイズのイエコ、もしくはレッドローチを与えてます。餌付けば人工餌も食べます。正直、活き餌はすぐ大きくなって面倒だよね… 「活き餌めんどくさし」というわけで我が家ではレパシーやパンゲア等のラコダクフードをメインで与えています。 調べても与えてるって人あんまりいないんだけど、めっちゃ食べます。 ![]() パンゲア ゲッコーフード フィグ&インセクツ 228g クレステッドゲッコー 爬虫類 フード 関東当日便 ![]() レパシー スーパーフード グラブス&フルーツ 6oz 170g 人工フード 嗜好性抜群 関東当日便 ![]() パンゲアぺろぺろ ![]() レオバイトも食べます。 肉食性だし、昆虫もあげたいし、パンゲアだと太る…と感じたならレオバイトってのがあるのでそちらを使うと便利です。我が家だとレオバイトやレオバイトピュアにパンゲア混ぜてあげてます。これで活き餌ともおさらばえ〜 ![]() レオバイト ピュア 100g コオロギ100%使用 爬虫類 餌 関東当日便 UVBライトの重要性について ニホンヤモリの死亡率のダントツトップが「くる病」によるものです。ご存知の方も多いと思いますが、くる病はカルシウム不足からくる病気で、発症すると壁に張り付けなくなり、骨はボロボロに。最終的には顎の骨が曲がり、餌も食べられなくなり、死にいたります。 ![]() ラバーマウスになった個体 写真の個体は「くる病」にかかりラバーマウス(顎が曲がる)になった個体です。ここまでなるともう骨が戻ることはなく、そのまま死んでしまうケースが多いです。 これはどう予防すれば良いのか? 悲しいことに僕が最初に飼っていた個体もくる病で死にました。餌にカルシウムをダスティングして、ピンセットから餌を与えたにも関わらず。 一体何がいけなかったのか?カルシウムが足りなかったのか?と散々悩んで調べた結果、必要だったのはUVBだったんです。 ちなみにUVBを知らない人向けに説明すると、UVBとは紫外線のことで、爬虫類が体内でカルシウムを生成するために必要なものです。UVBライトとはその紫外線を発生させるライトのことです。 夜行性のヤモリにはUVBは必要無いと思われるケースが多くありますが、一部の種には必須で、このニホンヤモリもUVBが必須なんです。 ケージで飼うならUVBライトが必須ですが、プラケで飼うなら取り回しが楽なので、週に何度か太陽に当ててあげてください。オーバーヒートが怖い場合は曇天の日でも構いません。ちなみにガラス越しでも十分にUVB量はありますので、家の中から太陽に当てるので問題ありません。 ![]() 曇天の日に外に出す。これならオーバーヒートの心配もない。 ![]() 交換球 ZOOMED レプティサン5.0UVB 13W(コンパクトタイプ蛍光球) E26 関東当日便 ![]() ビバリア 太陽NEO RP−126V 爬虫類 ライト 照明 保温球 UV球 クリップスタンド 関東当日便 雌雄判別について ニホンヤモリの雌雄判別についてですが、オスの場合は総排泄工付近に立派なタマタマが出てくるので、見ればわかります。 メスは・・・無精卵産みますw ![]() なかなか御立派ですね(ニッコリ) 産卵 産卵については、最初に飼育していた子が持ち腹(最初から妊娠してた状態)だったので、そのデータを元に書きます。 卵は壁面やシェルターなどに産み付けます。最初は柔らかいですが、時間が経つと固くなるタイプの卵です。産卵から大体1か月半位で孵化します。(室温28℃仮定) ちなみにせっかく生まれたベビーも近くに親がいると食べられてしまうので、卵の状態で隔離か隔離できない場合はプリンカップなどで保護してください。 ![]() シェルターに産みつけられた卵。シェルターが乾くと卵の水分取られて死ぬので注意。 ![]() 発生はしたものの滑落してダメになった卵。 ![]() 発生が進んだ卵。赤い。 ![]() 産まれたベビー。この時すでに母親個体は死んでいた為、泣けた。 ![]() 今まさに生まれる個体。鼻先が出ている。 ![]() かわちぃ ベビーについて 生まれた子は、とにかく小さく、プラケの空気孔から逃げ出せるサイズなので注意が必要です。 逃げ出した場合は家具と家具の隙間に隠れる事が多いので万が一の場合は隙間を探してください。 ![]() 産まれたベビー。ちったい!! ![]() ファーストシェッド(最初の脱皮)中の個体。 ニホンヤモリは入手の容易さから、子どもが初めて飼育する爬虫類の一つと言われています。 悲しいことにUVBのことを知らずにくる病で死んでしまう個体が多いそうなので、本ブログを参考いただければ幸いです。 ちなみに下記みたいな本も非常に勉強になるので、書店等で見かけたら手に取っていただければ幸いです。 ![]() 日本のいきものビジュアルガイド はっけん! ニホンヤモリ [ 関 慎太郎 ] 以上、ぱんくでした。 ![]() 大きくなりおって… ![]() 可愛い ![]() 可愛い part.2 本記事は2024/9/30に改稿いたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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