タマホームで建てる家

2006/06/23(金)10:45

「遺族年金」の金額を知ると「必要保障額」が見えてくる

生保・損保のホント・ウソ?!(4)

以前、住宅保険(火災保険)を考えるにて、すごくためになるアドバイスをいただいた、生保・損保などの総合コンサルティング会社ライフナビの杉本さん・上田さんですが、またまた有効な情報を送ってきてもらいました♪ 今後も不定期的に役に立つ情報を教えて頂けるようです♪ ほんとにありがとうございます♪ 前回からのお約束ですので(笑)杉本の家庭をモデルに「遺族年金」を計算してみました。 <前提> 杉本(32歳) 国民年金:20~22歳  厚生年金:22歳~現在にいたる 妻(25歳)国民年金:20歳~現在は3号被保険者  1号(4歳)2号(0歳) 収入によって少々ずれますが概算値を基本に考えて計算しました。これは私が仕事で使用している某保険会社から支給頂いた計算ソフト「公的年金試算プログラム」を使いました。 <遺族年金とは> 世帯主が死亡した場合に支給。実際の支給は2か月分ずつ支払われ年間6回支給。今回のモデルの杉本は現在「厚生年金」に加入 (国民年金の場合は厚生年金に比べ支給期間や金額が大きく変わります) <計算結果> 私、杉本が今死亡した場合・・・(配偶者の年齢で表示しております) [25歳~] 月額換算@137,000円  (1)18歳未満の子供が2人状態 [40歳~] 月額換算@118,000円  (2)1号が18歳になり扶養が1人 [44歳~] 月額換算@82,000円  (3)2号が18歳になり配偶者には遺族厚生年金と中高齢寡婦加算が追加 [65歳~] 月額換算@99,000円  (4)遺族厚生年金と配偶者自身の老齢年金が支給 子供が18歳になると遺族年金の支給は減額されます 配偶者自身の老齢年金 月額:約66,000円 <現実とてらしあわせる> 現在の生活費を月30万円とすると世帯主死亡後は70%の21万円と考えるのが現在の生命保険設計の基本です。 毎月は約10万円不足することになり逆に言うとここが「生活費に対する生命保険の必要保障額」になります。ここでは葬儀代(墓代も含め)や養育費用は含まれませんので追加して考える必要もあります。(子供1人について約1000万円といわれる) <(1)~(4)とそれぞれの時期に必要な保障は?> 月10万円の月払い型(年金型ともいう)保障+養育費や葬儀代などの一時金 上記に同じ(但し1号が就職するまでは養育費は考えなくてはならない) 子供は下の子も18歳でほぼ自立。だがその分遺族年金は減るので配偶者自身の生活費 を重視しなくてはいけない (4)遺族厚生年金だけでは不足する生活費も考えなくてはならない。現在の日本の平均寿命は男78歳 女85歳 100歳以上の高齢者は2万人以上  日本って長寿ですね・・・ <国民年金の方への注意点> 遺族年金金額は遺族厚生年金に比べ低いケースがほとんどです 厚生年金の(3)の期間は基本的に支給はありません (4)の老後も本人の国民年金のみで生活しなくてはいけません (遺族年金は子供が18歳になることにより国民年金の場合は終了) 計算はあくまで現行制度での概算です。もしかしたら「そんなのわからない」という言葉もあるかと思います。ですが分からないこそ現行で出来る計算はしておくべきかと私は考えます。 何が不足してて、それがいつまでで、どんな準備が必要か・・・保険もタダではありませんから。しっかりと考えませんとね。 ある有名なファイナンシャルプランナーさんがテレビで言ってました 「遺族年金があるんですから高額な保障は必要はない時代なんです。それよりも今は医療保険にお金をかけるべきなんです」 ・・おっしゃりたい事は分かりますが・・・うーんビミョウだなあ。 まずは環境によって遺族年金の支給額や期間も違います。葬儀代以外にも遺族の生活費もありますしね。それに一概に「医療保険」って重要視される世の中になっていますけど、「医療保険」にも限界はありますし。(このことは近々に「医療保険のホント・ウソ」をやりますのでお待ち下さい。) やはり一人ひとりに合わせた計算と設計が大事になるのでしょう。 ちなみに「公的年金計算」は杉本が無料でお客様に計算させて頂いております。 次回は「知っておくべき死後費用」とさせて頂きます。 Copyrights (C) 金魚のことなら【金魚屋の息子】ぷに All Rights Riserved. 金魚販売・金魚すくい販売(金魚・ポイ・用具)の総本山! 金魚の本場 『大和郡山』 より 現役の金魚屋 が惜しみもなく公開する 金魚の全て!! 「金魚の飼い方」「金魚すくいの極意」「金魚質問BBS(病気など)」などなど…

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