蓮づくし
嫁のマリーが「蓮の花が見たい」と言い出しました。 なんでも、無料情報誌の行楽地情報のコーナーか何かに『臼杵(うすき)の蓮畑』が紹介されていたようです。 その蓮畑の近くには『蓮料理のフルコース』をふるまってくれる料理屋さんもあるようで、そちらも食してみたいようでした。 で、海の日の21日にお出掛けしました。大分県は臼杵市まで。 臼杵といえば、国宝の石仏が有名ですね。 写真を撮っていて、この仏さんは、この角度が一番美形に見えました。 以前はこの大日如来像は、頭が地面に落ちた状態でした。 現在の姿よりも、頭部だけが地面に(平たい石の上ですが)置かれた状態のほうが、たぶん有名な姿だったろうと思います。 それを写真などで御覧になった方も多いでしょう。 ですから、近年の補修工事の時には、頭を元に戻すか否かが議論されたようですね。 確かに「この状態が有名なのだから、今の姿を維持すべき」というのも、観光に携わる人ならば当然考えそうですし「もともと昔のちゃんとした仏像の状態に戻すべき」というのも理解できますね。 まあ、出来た当初は、ちゃんと頭が胴体に着いていたんですから、本来のお姿に戻すのが、やはり正解でしょうね。 この国宝石仏の周辺の『石仏公園』内に、マリーのお目当てである蓮畑がありました。 写真では蕾が多く写ってますが、けっこう満開の花も多く、上り坂状態の咲き様で、綺麗でした。 しかし、遮る物が何もない炎天下です。 もう、暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて暑くて‥‥私は、熱中症の初期状態みたいになりました。 日傘を差してるせいかマリーは元気一杯の様子で、結局昼食を挟んで2度も見回る事になります‥‥。 さて、二つ目のお目当てである蓮料理のフルコースです。 この店も、石仏公園周辺にあります。 『うさみ茶屋』という、一階が土産物店で、一階の一部と二階全体が食堂になっている、観光地ではよくあるタイプのお店です。 土地の野菜料理の盛り合わせです。 長い緑色の物は、とうがらしの一種らしいですが、食感も見た目もピーマンにそっくりでした。 お茶は当然、ハス茶。 右のお菓子は、蓮の実の甘納豆。 蓮の葉に乗ってるのは豆腐料理。 豆乳のスープに浸されていました。 いかにもの外観もあって、なかなか美味に感じられます。 蓮のジュースは、アルコール抜きの梅酒のようでした。 ストローは茎がそのまま使われています。 蓮のお蕎麦。 鳥ミンチのような風味の穀物ミートを混ぜ混ぜして食べます。 ここで『箸休め』。 トマトのシャーベット。 ここまでは完全に菜食主義のメニューでしたが、ここで初めて肉類が登場。 スペアリブのスープ。(スペアリブは下敷きになって見えませんが) 塩主体の味付けで、そのままでも充分いけますが、奥の薬味をお好みで付けます。 蓮御飯とお吸い物です。 このように開いて食べます。 御飯自体はよくある味でしたが、上に乗ってる蓮の実が美味でした。 お吸い物は‥‥イマイチ印象が薄いです。 最後は写真を撮り忘れましたが、デザートとして、ワラビ餅のようなお菓子が出ました。(蓮餅だったかな?) 以上、一人 3,150円。 私としては充分、料金に見合う内容だったと思ってます。 博多から往復で約6時間。 現地で過ごした時間は、午前10時半から午後3時半までの約5時間。 旅費は、食費やお土産物代も全て込で、二人合計30,000円と少々、でした。 ちなみに、買った御土産は、これだけです。 石仏と仲良しのキティちゃんです。 本当に全国津々浦々にいますね。キティちゃんは。 では、また。