感謝の気持ちの裏側で
「痩せなきゃ」と言うと鼻で笑われるようになったプレです。おはようございます。うん。そうだね。笑われても仕方がないね。自分でも笑っちゃうよ。笑ってる場合じゃないけど笑っちゃう。では、本文です。昨日の日記では、きれいにまとめた「介護」の話ですが実は、実際問題はそんなきれいな話ではありません。イヤ、もちろん子ザルとの関係は本当のことですしああいった気持ちを持ったのも本当。でもね。そんな「感謝の気持ち」ばかりではいられないのもまた事実。だって人間なんだもの。飼育係の場合、同居をしていませんし毎日 付きっ切りで・・・と言うわけでもありません。でも、今回はちょっとじぃじの調子が悪くって暴言や暴力やなんかがありました。それ自体は初めての経験でもないですし正直、それほどショックでもないんです。でもね、誤解を恐れずに書きますが それを抑えるためどうしたってこちらもじぃじにある程度手を出すんですよ。殴るとか、そういったことではなく武器を持って叩きにきたりするのでそれを取り上げたり取り押さえたり防いだりね。そうすると、ものすごく簡単なんです。正直 太郎の相手をするより簡単。ちょっと力を入れすぎると、じぃじのほうが転びそうになるので逆にじぃじを支える格好になってしまうほど衰えて、力も弱くなっているじぃじ。ああ、老いたんだなあ。って、認知症で飼育係のことがわかなくなった時より咀嚼が美味くできなくなったことよりトイレがうまくいかなくなったことより常軌を逸したような目つきよりも暴言より暴力より何よりも 「それ」を強く感じて切なくて切なくて 帰り道に涙が出ました。上手く言えないけれど それでも言葉で言うのなら「自分の父親を力で圧倒する日が来るなんて。」とにかく、泣き顔で子ザルの所へ帰るわけには行かない。と思ったのでちょっと回り道だったけどスーパーの駐車場に車を止めて雅に電話をかけました。ああ、私が苦しいとき、助けを求める人はやっぱりこの人なんだなあ。なんて、なんだかしみじみ思って、感謝して 涙を拭いて家に帰りました。それぞれの家族の数だけ老いの形は様々にあってそれそれの家族の数だけ夫婦の形も様々にあってどんな親子関係だったのか、どんな親だったのかどんな夫婦関係を築いているのか、どんな夫婦なのかそれぞれ本当に違うとは思うんです。感謝の気持ちを持つときって、必ずしも嬉しいことがあったときだけじゃない。ものすごく辛かったり悲しかったり苦しかったり切なかったりそんなときにも感謝って隠れてる。逆を言えば感謝の気持ちの裏側でたくさんの涙や苦悩が積もっていることもある。でも、だからやっぱり感謝を忘れずにそこにある「幸せ」に敏感でいたいと思うんです。そうじゃないと、飲み込まれてしまうから。進めなくなってしまうから。↓転落してしまうから。 いつも「ポチッと」ありがとうございます!励みになります!!ワンクリックでもれなく順位と飼育係のテンションが上がります。