汚れなき世界で、永遠の愛を知った
『イノセントワールド ー天下無賊ー』
監督・脚本・・・フォン・シャオガン
オープニング曲・・・「ラヴィアンローズ」 小野リサ
出演・・・アンディ・ラウ、レネ・リュウ、グォ・ヨウ、リー・ビンビン、ゴードン・ラム、ユウ・ヨン、ワン・パオチアン 他
【STORY】
ワン・ポー(アンディ・ラウ)とワン・リー(レネ・リュウ)は、詐欺とスリを生業とし各地を転々としている。この稼業に嫌気がさしたワン・リーは、ワン・ポーに「足を洗いたい」と打ち明ける。仲たがいし、車も通らない大平原を歩いていた彼女は、偶然通りかかった純朴な青年シャーケン(ワン・パオチアン)に助けられる。
その後、列車の始発駅でワン・ポーと再会したところへ、出稼ぎで貯めた6万元の大金を持ち故郷へ帰ろうとするシャーケンが現れる。
その6万元を狙うワン・ポー。シャーケンを魔の手から守ることを決意するワン・リー。そして偶然同じ列車に乗り合わせた窃盗団のリーダー・フーグン(グォ・ヨウ)もまた、6万元を狙っていた。
疾走する列車の中、プロのスリたちとワン・ポー達、そして警察、三つ巴の闘いが始まろうとしていた。
日本では、4月に公開だったのですが~こちらには来ませんでした(涙)
DVDを予約していて~発売日にすぐ届いたのですが~なかなかじっくり観る時間がなく、先日やっと鑑賞出来ました。
公開当時、あの髪型は何?と話題になっていた「おかっぱ頭」
http://plaza.rakuten.co.jp/pure3breath/diary/200704190000/
その時の日記 ↑
不安な気持ちで観てたら、変装用のヅラでした。あ~~~よかった!
この作品は、中国本土で、圧倒的な人気を誇るフォン・シャオガン監督作品です(この監督は、特にお正月映画の顔と呼ばれてるらしいです)
2005年の正月映画として同時期公開の『カンフーハッスル』をしのぐ大ヒットにもなりました。
最近では、チャン・ツイィーの『女帝 エンペラー』 も彼の作品でした。
彼の作品は、映像が美しいですね~~~
中国映画なので、アンディも広東語ではなく~中国語(北京語)。それで、『墨攻』と同じ北京語吹替え(涙) 声、結構似てたけど・・・
アンディだって中国語、話せるのに・・・同じ中国人でも香港と中国本土では、そんなに違うのですね。
まぁ、中国語勉強中の私には~所々分かる会話もあって嬉しかった!
習ったばかりのフレーズが聞こえると巻き戻しして、一緒に話したり(笑)
ストーリーは一言で言えば、スリ VS 窃盗団 VS 警察&ラブストーリー+少しコメディ? みたいなカンジ。
ほとんど列車内で話は進みます。
純粋というかなんというか、世の中に悪い人なんているわけがないって信じる青年が~大金を持ってると大声で話し 「泥棒~いるか~?!」なんて大声で叫んでる。
泥棒じゃなくても、気になってしまいますよね。
アンディ扮するワン・ポーが「世の中の厳しさを教えてやらなきゃ」と言って盗ろうとするのも納得です!
悪人だとしても、どうしてもアンディ寄りになってしまうのは仕方ないでしょう~(苦笑)
列車だけという限られた空間ですが~飽きずに観れるのは、華麗な?スリの手口とか~
アンディがたくさん出てるからとか(うふっ♪)色々あるのですが~
刻々と変わる中国大陸の壮大な景色なども、大変見ごたえがあり 美しいです。
アンディとレネの切ない愛のストーリーもあって・・・
こういうストーリーだからとタカをくくっていたら、ラストは泣かされた。
アンディは相変わらず素敵です。どんな髪型してても(笑)
さりげなくアクションも披露してくれちゃいます。スリのお手並みも素晴らしい!!!
そして~レネ・リュウとの絡みが、いいのです~
レネと替わりたい~~~!って何度も叫びました。
このレネ・リュウが又、可愛くて・・・素敵な女優さんでした。
もう一人の女優さん、窃盗団の彼女リー・ビンビン (『剣客之恋』でアンディと共演)はELTの持田香織ちゃんに似てる。
体が非常に柔らかい~~~と、びっくり。
窃盗団のボス、グォ・ヨウ 目力の凄い俳優さんでした。
素朴な青年役の子・・・本当に本当に本当に(3回も繰り返す 笑)素朴でした。ワン・パオチアン。
そして、私服警官役の方がとても素敵でした~チャン・ハンユーという方でした。
渋くてなかなかカッコよかった。
オープニング曲が 小野リサの「ラヴィアンローズ」で、とても洒落てました。
アンディとレネの繊細な演技が心に残ります。
地味な映画ですが、惹かれる作品でした~
マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆
マリー的涙度数 ・・・ ★★★★☆