それは一冊の本から始まった。
なぜ彼が選ばれたのか
なぜ彼だけに示されるのか
なぜ彼だけが解けるのか
ただ ひとつの鍵は “23”
『ナンバー23』
監督・・・ジョエル・シューマッカー
脚本・・・ファーンリー・フィリップス
出演・・・ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ローガン・ラーマン、ダニー・ヒューストン、リン・コリンズ、ローナ・ミトラ 他
【STORY】
動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は、2月3日 自分の誕生日に1匹の犬の捕獲に手こずり腕をかまれてしまう。同じ日に、妻(ヴァージニア・マドセン)から「ナンバー23」という本をプレゼントされる。
背筋が凍るような殺人ミステリーに震え上がりながらも、食い入るように読みすすめていくウォルター。そこに描かれるのは自分の生い立ちによく似た物語と、執拗なまでの“23”という数字。謎が謎を呼び、やがて彼の周りで次々と謎の事件が起こり始める・・・。
【解説】
脚本は、これがデビュー作となるファーンリー・フィリップス。
ラストを隠す為全世界でノベライズ本の発行が禁止されたほど洗練されて衝撃的。
日本公開は11月23日。
『オペラ座の怪人』のジョエル・シューマッカー監督の23作目の作品・・・
試写会で鑑賞・・・
アメリカではコケたと、れいんぼーママさんから聞いていたのですが~(しつこい?笑)
なかなかのミステリー・サスペンスでした。と 私は思いました。
ただ、謎解き好きの方にはどうでしょう???
ちょっと、いや~~~、かなり?物足りないかもしれませんね・・・
「謎」がすぐわかってしまったら~面白さ半減かも。その点、私は最後の最後まで楽しめてラッキー♪でした。
飲み込みの悪いことも、たまには役立つものですね~ うふふ・・・
お話に関しては・・・
ネタばれしないで語るのは、とてもとてもムズカシイです。
ただジム・キャリーをはじめ、登場する方ほとんど二役を演じてます。
現実と本の中の登場人物と・・・
凄い方は三役も!
それが全く別人で~素晴らしいんです!
シリアスなジム・キャリー・・・『エターナル・サンシャイン』でも会いましたね~
今回はもっともっと凄かったなぁ。
ウォルターは普通の人なんですが、本の登場人物フィンガリング(この名前の響きスキ!)は危険な香りで~ステキでしたよ~
フィンガリングの時は、身体にタトゥーがたくさんあって とてもセクシー。
ジム、意外と鍛えてある~と ちょっと驚く。。。
“23”という数字にとりつかれ・・・だんだん正気を失ってゆくところが本当に凄かったです。
妻役のヴァージニア・マドセン。
彼女も素晴らしかったです。実は観終わっても、妻アガサと本の中のファブリツィアが同一人物だって気づかなかったのです。
それほど違ってました。。。見た目から、雰囲気から全く違ってたので・・・
本当に ステキでした~
二人の息子役のローガン・ラーマンは『バタフライ・エフェクト』のアシュトンの少年時代役の彼。
やはり大きくなりました。
父が数字にとりつかれ、普通じゃなくなっても~父を信じ一緒に解明しようとする健気な息子を好演してました。
彼の存在が、暗い映画に一筋の光・・・というように感じました。
◆ 天地創造は紀元前4004年10月23日
◆ ジュリアス・シーザー暗殺時の刺し傷23ヶ所
◆ テンプル騎士団に存在した23人の総長
◆ ラテン語の構成文字数23
◆ 人間の性を決定付けるのは、第23番遺伝子
“23”という数字が、そういう神秘的な数字だとは知らなかったのですが・・・
でも 映画の中では、かなり強引に足したり引いたりして「23」を作り上げるので~
そこまでこじつけなくても・・・と、時々突っ込んでました。
まぁこの映画のキーワードなのだから 仕方ないのかな?
そういえば・・・主人公の名前はウォルター・スパロウ。
「スパロウ」という響きに 一人で喜んでました♪
マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ (7個半ぐらいなんだけど、ジムが演じたフィンガリングがステキだったから、オマケ)
マリー的涙度数 ・・・ ★★★☆☆ (涙の理由は、ヒミツ・・・)