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2010.09.09
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カテゴリ:漢方/中医学

『白露(はくろ)』

昨日9月8日は、二十四節気のひとつ『白露』でしたね。

秋の気配が濃くなって、早朝の空気が冷えて野の草に白露が宿る頃、という意味だそうです。
こういう言葉の意味を知る度に、古代の人は美しい感性を持っていたのだなぁと驚かされます。
旧暦なので、現代のカレンダーではあまりピンとこないのが少し残念ですが雫

暦の上では本格的な秋に突入して朝夕の風は冷たくなりますが、
まだまだ日中の日差しは強く、特に肌の弱い方はトラブルを起こしやすくなります。
まだしばらくの間は日差しにご注意くださいね。



『重陽(ちょうよう)の節句』

本日9月9日は、五節句のひとつ『重陽の節句』。

中医学の基礎でもある陰陽理論では、偶数は『陰』、奇数は『陽』と考えますが、
その『陽』の中で一番大きな数字が『9』。
『9』が重なるので『重陽』と呼ばれるそうです。

もともとは、一番大きな奇数が重なることで陽の気が強すぎて不吉だと捉えられ、
それを祓う意味で節句を行っていたそうですが、時代がすすむにつれて
陽が重なるのは吉祥だと捉えるようになり、お祝いに転じたのだとか。

重陽は別名『菊の節句』とも呼ばれ、邪気を祓い、不老長寿の力があると信じられていた
菊を飾ったり、菊の花びらを浸した菊酒を飲む風習がありました。
気高い美しさと芳香のある菊に、強い力を感じていたのですね。
本来は菊が美しく咲く時期なのでしょうが、こちらも旧暦なので
暑さの中、菊のイメージが湧きにくいのは残念ですね雫


菊の花は日本でも食用としてお馴染みですが、れっきとした漢方生薬でもあります。
『菊花(きくか)』という名前で、体に籠った熱を冷まし、高ぶった五臓の肝(かん)の働きを抑え、
目の疲れや目のかすみを改善してくれると言われます。

また、意外かもしれませんが解毒作用もあります。
お刺身に菊の花が添えられているのは彩りだけではなく、
その解毒作用で生ものによる食中毒を防ぐ役割もあるのですねひらめき

今日のお食事は重陽とは無関係の焼肉だったので^^;
帰宅後に菊花茶を淹れて、少しだけ重陽気分を味わいました。


菊茶.JPG
【菊花と菊花茶】

写真左側は漢方生薬の『菊花』。乾燥した菊の花です。
菊花茶は、菊の花を急須などに入れてお湯を注ぐだけで手軽に楽しめます。
今日は中国風に蓋碗(がいわん)で。

お味としては、カモミールティーに似ているかな。
そういえばカモミールも菊科の植物でしたね花

菊花は漢方薬局でも入手できますが、中華街などでも購入できます。
花の形や色も種類があるので、お好みのものをお選びくださいねきらきら





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Last updated  2010.09.10 12:39:53
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