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2011/03/28
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大正2年(1913)3月28日は、日本で最初の航空機死亡事故が発生した日です。その犠牲者となり殉職(じゅんしょく)した木村[鈴四郎]・徳田(とくだ)[金一]両中尉を悼(いた)み(現在の所沢市航空記念公園内に)木村・徳田(とくだ)両中尉記念塔(とう)・追悼(ついとう)の慰霊碑(いれいひ)が建立されました。

死亡事故に記念塔とは今日の感覚では少し違和感もある表現となったものの、当時のこの事故のショックと反響は国民的な非常に大きなものだったようで、与謝野晶子ほか多くの文士(ぶんし)たちが追悼の詩文(しぶん)を発表しています。


この塔は墜落点に事故翌年の大正3年3月28日建設、当初は墜落地点の旧入間郡松井村(現・所沢聖地霊園の駐車場南)に建立されましたが、1929年(昭和4年)3月に当時の所沢駅前に移設され、その後も西武園ゆうえんち(旧ユネスコ村)入口付近、航空自衛隊入間基地内 と各地を転々と移転した後、1980年3月になって航空発祥の地でもあり、元々両中尉が生前飛び立った地である公園内の現在地に生垣や花壇、アーチなどと共に設置され、今日に至っています。なお、現在の塔の高さは関東大震災時の損傷により、銅像の頭上から紋章までの一部が短縮されているそうです。

因みに所沢市航空記念公園は「(1910年)日本初の公認飛行」・「(1911年)日本初の飛行場開設」など「日本の航空発祥地」としても有名で、しかも2011年の今年は、明治44年(1911)、所沢に日本初の飛行場が開設されてから100周年という記念すべき年!!だったので、記念式典・記念講演ならびに「2011折り紙ヒコーキ大会ギネスに挑戦!」などのイベントが開催(かいさい)される予定でしたが、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い中止となっております。





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最終更新日  2011/05/06 04:57:40 AM



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