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カテゴリ:今日は何の日? (13/08/05)
菊の花を飾る節句でもあり、おめでたい日とされている 重陽(ちょうよう)の節句。これは五節句のうちの1つです。 因みに【五節句】とは? 1月7日・・・人日(じんじつ) 若菜の節句、七草粥 3月3日・・・上巳(じょうし/じょうみ) 桃の節句、雛祭り 5月5日・・・端午(たんご) 菖蒲の節句、こどもの日 7月7日・・・七夕(しちせき/たなばた) 七夕の節句 そして、9月9日・・・重陽(ちょうよう) 菊の節句・・・です。 ※ 人日(じんじつ)とは、五節句の一つ。1月7日。 お正月最後のこの日は、七草粥を食べて 1年の豊作と無病息災を願います。 七種粥を食べることから七草の節句ともいう。 ※ 上巳(じょうし/じょうみ)とは、五節句の一つ。 3月3日。旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節 であることから、桃の節句とも呼ばれる。 「人日/じんじつ」「上巳/じょうし」「端午/たんご」 「七夕/しちせき」そしてこの重陽のことを言う。 それぞれの節句にはさまざまな行事や儀式がつきものとなっていますので、ご存知の方も多いと思いますが、この9月9日におこなわれる「重陽 (ちょうよう)の節句」でのお祝いの行事の由来は中国にはじまります。 古代中国では1・3・5.7.9など奇数の事を陽といい、陽の極数(一番大きい数)である9は神聖な数字とされていました。(日本で言う、ラッキーセブンの7みたいな感じ?違うかな??)まぁその神聖な数字の9が2並ぶ事は、それだけも「大変めでたい」と言う訳です。 そして重陽の節句に付き物なのが菊の花。菊の花と言う物も中国では「長寿に効果がある」と信じられている花なので、酒に菊の花びらを浮かべて菊酒として飲み、「長生きできる事を願いながら祝った」のが由来だそうです。 この風習は天武天皇(てんむてんのう)の時代に日本に伝わったとされていて、それ以来、宮中行事として例年「菊花(きくか)の宴(うたげ)」が催されるようになり、民間でもこれに習い、菊酒を飲んだり、栗御飯を食べるようになったと言われています。 しかし明治以降にこの祝いの風習がすたれていき、菊は何となく仏花(ぶっか)のイメージで…(関東では?)残念ながら菊の花の品評会がおこなわれる程度の認識です。かといってこの風習が完全に消えてしまった訳ではなく、昔ながらに菊酒を飲んだり、栗御飯を食べたりするところはまだたくさん残っています。例えば九州の国東(くにさき)半島や和歌山県・奈良県の一部地域ほか、有名なところでは京都三大祭の「葵祭」や世界遺産としても有名な京都の「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」では、毎年この日に【重陽(ちょうよう)神事(じんじ)・菊の節句】として盛大に祝われているそうです。 ※ 豆知識 ※ 六日の菖蒲、十日の菊(むいかのあやめ、とおかのきく) 当日までは価値があるが、その日を過ぎると一気に価値がなくなる意味。転じて、時機を逸して価値のなくなった状態を指す。例えば、クリスマスのケーキや飾り付けが12月25日を過ぎると投げ売りされる事と同様の意味合いである。 *七草の節句と端午の節句と七夕の節句は同じ曜日になる。 残りの桃の節句と菊の節句は同じ曜日にならない。 ※ 備考 ※ 【重陽(ちょうよう)・菊の節句】とは? 重陽(ちょうよう)の節句の起源は、ほかの節句と同様、古来中国にさかのぼります。中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる09月09日を、「陽が重なると書いて 重陽(ちょうよう)」と呼び、桃の節句・端午(たんご)などと並ぶ、5節句のひとつとなっています。 相場の上昇が続いて絶頂に達した時に使う「陽の極(ようのきょく)9」が2つ重なることから大変おめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って、菊の花をかざったり酒を酌み交わしてお祝いする日だそうです。 ※ 陽の極(ようのきょく)とは? ※ 相場の上昇が続いて絶頂に達したときをいい、 「陽の大極」または「大天井」ともいいます。 反意語:陰の極 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/09/08 11:40:14 PM
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