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日本の童謡に「かあさんの歌」というのがあります。 この歌は1958年(昭和33年)に発表されたものですが、 みなさんも歌ったり口ずさんだりしたことはありませんか? 作詞/作曲は、窪田聡(くぼた さとし)で 原詩は、「かあさんは夜なべをして」だそうです。 作詞の窪田聡(くぼた さとし)さんは、1954年(昭和29年)に、東京大学合格者数が28年連続で日本トップという日本屈指の名門、開成高校を卒業した時、進路をめぐって母親と対立したことから、合格していた早稲田大学に1日も通学せず、文学を志して家出したといいます。この歌は1958年(昭和33年)に発表されたもので、家出当時、次兄を通じて居所を知ったお母さんから届いた衣類や、食べ物などの小包の思い出や、幼いころ疎開で身を寄せた長野県の信州で暮らした印象が重なって出来たというこの歌は、当時、故郷を離れて働く多くの若者の胸に響き、広く歌われていたそうです。 1、かあさんが夜なべをして 手袋編んでくれた 木枯し吹いちゃ冷たかろうて せっせと編んだだよ ふるさとの便りは届く いろりの匂いがした 2、かあさんは麻糸つむぐ 一日つむぐ おとうは土間で藁打ち仕事 お前もがんばれよ ふるさとの冬はさみしい せめてラジオ聞かせたい 3、かあさんのあかぎれ痛い 生味噌をすりこむ 根雪もとけりゃもうすぐ春だで 畑がまってるよ 小川のせせらぎが聞こえる 懐かしさがしみとおる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/12/07 03:20:21 AM
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