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光のはしら通信

光のはしら通信

仕事を始めた頃の話

ヒーリングの仕事を始めた頃の話です。



「愛」のメッセージが盛んにきてはいたものの


それを行なうことは、私にとってそうたやすいことではありませんでした。



ある時私は、自己信頼がどれだけできているかを

図解で示されたことがありました。



結果は

頭では理解できているものの体ではまるで自分を信頼できていないので

体験して学ぶ機会を与えると予告されたのです。



そんなこともすっかり忘れていたある日。



知人に頼まれごとをされ快く引き受けたはずなのに

何だかもやもやしてたまらない



その時自分自身の内側をよく観察してみるよう導かれました。



そこで明らかになったことは

私がその知人の頼みを引き受けたのは

ただ「良い人」でいたかったからでした。



能力も人望も明らかに私よりも優れている彼女に嫉妬していたにも関わらず

快く頼みごとを引き受けるという行為で

本当の気持ちを覆い隠していたのです。



そこには能力もなければ人望もなく

他人の良いところを心から喜んであげることもできずに嫉妬までしている

私自身の姿だけがありました。




我ながら醜いなーとは感じたものの、

否定することが何の意味もなさないことぐらいはわかっていたので

私はそんな自分自身をなすすべもなく、ただただ抱きしめました。




氷のように硬く冷たい心のその下に

自分で自分の価値を否定され

傷ついて怯えている

小さな私自身がひそんでいました。





・・・すると不思議なことが起こったのです。




氷のような小さな私は

それを抱きしめている私の中へ

その愛の中へと溶け込んでいったのです。





その愛の中に立って改めて頼みごとのことを考えてみました。





嬉しいことにその知人に対する気持ちは失われておらず

自分の無理のない範囲で手を貸してあげたいと

心から思うことができたのです。






直後にひとつの言葉がおりてきました。





『リコグナイズ』



何と英語らしき外国語。



英語は苦手で放っておいたのですが

数日たってもしつこく聞こえ続け

友人に話したところ辞書を引いてくれました。




辞書には

『リコグナイズ』recognizeー認める、認可する

とありました。




それで初めてこの体験が前に予告されたものであったことに気づいたのです。




当時は殆ど宣伝をしていなかったにも関わらず

その翌日から急に

セッションの予約が入るようになりました。



今から思えば

愛することがどういうことなのかも知らずに

ヒーリングを仕事にしようなどと

よくも大胆な決断ができたものです。

もっと能力があれば、もっと資金があればやっていけるのに、

としか考えていなかったのだから。




身の程知らずとはこのことですね。




けれど大切なのは

夢があるのならそれに向けて歩み始めることなのだと思うのです。




強く魅かれる夢の中に資質の種は隠されていて、

夢に向かって歩む過程でそれは

少しずつ芽を出し育っていくものだろうからです。
 





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