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東欧 プラハ



        東欧3日目 プラハと旧市街を散策



どんより曇っていた到着日とはうってかわって、カラッと快晴! 

8時半頃起きて、ホテルで朝食。フルーツジュース、コーンフレーク、チーズ、サラミ、ハム、コーヒーといったメニューで、おいしくて食べ過ぎてしまいました。まず カレル橋に行きました。曇りの昨日とはまた違った雰囲気で、ヴァルタヴァ川(ドイツ語だとモルダウ川)はキラキラと輝き、太陽の光がさしてでプラハ城が輝いて見えました。


カレル橋のふもとからプラハ城までは ちょっときつめの傾斜を登って約20分くらいです。。私は立ち止まって写真をとったりお土産をみたりしてたのでたどり着くまでに1時間近くかかりました。チェコは私の大好きなガラス製品や素朴な木製の製品など、魅力的なお土産品がいろいろあります。。お土産品のお話は最後にしておきます。(笑)さて お買い物はほどほどに、プラハ城にいかなくちゃ~とちょっと焦る私。。


ちょっと早足で坂をあがっていくと レンガ色の瓦屋根が立ち並ぶ かわいらしい街並みが目に入ってきました。。レンガ屋根の間に教会の塔が見え、少し遠くにカレル橋がみえて すごいかわいらしい見晴らしでした。 そしてその丘の頂上にプラハ城があります。丁度 お城の前で何かの映画撮影をしてました。衣装からすると19世紀最初の頃のようで、もやのかかった朝に馬車や通勤する人たちが歩いているという設定。朝もやを出すために煙(粉っぽかった)をだして、それをウチワのようなものであたりにばらまいてました。あたりは快晴だったのですが、映画だともやがかかった薄暗い朝になるんだろうなぁ。


Midori_Maru プラハ城 

プラハ城はチェコで一番大きなお城です。9世紀の半ばに建設がはじまってから 何度も増築や改築を重ね14世紀のカレル4世の時代に今の形になったといわれています。西側の入り口から 東側の出口まで長さは約500メートル、幅は100-200メートルとカナリ大きな規模です。。敷地内には教会が2つ、旧王宮、修道院、おもちゃ博物館、見晴らし台などなどがあります。


一番の見所は 聖ヴィート大聖堂です。96メートルの高さのある2つの塔は プラハ市街からプラハ城を見上げた時に見えるシンボルです。。もともとはロマネスク様式(丸いドーム型の天井が特徴の建築様式)だったのですが、14世紀にゴシック建築の教会に大改築されました。 大聖堂の中は本当に広くて、素晴らしいステンドグラスがたくさんあるのですが、特に入り口を背にして左側の手前から3つめの作品は ミュシャという画家の作品で(次の項目に詳しく説明があります)有名です。。 


ちなみに プラハ城に来て思ったのは、今成長中のチェコ。。観光客からはお金をとるぞぉという感じがちょっとありありしてて残念でした。。物価がまだ安いはずのチェコのはずですが、プラハ城、建物の中など見てまわるのに 入場料がUSドルにして15ドル位します。。まぁ チェコで1番のお城なのでそれ位の価値はあるんでしょうが、ちょっと高いんじゃないかな~と感じました。


さらに 黄金小路という昔金職人なんかが仕事をしていた建物がそのまま残ってる道があって、そこに入るのに1人300円くらいかかりました。。でもその建物達って今はおみやげやさんになってるんです。。由緒ある建物だったり、小説家のカフカが仕事場として使っていた建物があったりはするのですが、今はおみやげやさんとして使ってるのに、おみやげやにいくのにお金をとられたのかぁという感じでかなり笑えました。。まぁ チェコにとっては観光が大きな産業なんでしょうね。。


結局お城に2時間近くいました。。高台のお城からプラハ市街の風景も充分楽しんだし、地下鉄にのってMustekという駅にいきました。 そのへんはわりと近代的なたてものもあります。。昼食を食べてるときに向いのビルが New York なんとかっていう 洋服やらがはいっている近代的なショッピングセンターでした。。背の高い建物じゃないからまだ違和感はなかったのですが、こういう類の近代的な建物が今後増え過ぎないといいなぁ。。。と思いました。


Midori_Maru ミュシャ美術館


次の目的地はミュシャ美術館。。確か去年日本に帰った時にサントリーホールで 商業ポスター展のようなものをやっていて、たくさん美しいミュシャの作品があって感動しました。彼はチェコの出身で、子供の頃から絵の才能があり画家をめざしていたのですが、プラハの美術アカデミーに出願した際には入学を拒否されたそうです。。しかし ふとしたことで世間に知られるような業績を残すことになります。


1894年の12月に彼にチャンスが訪れます。サラ ベルナーという女優が自分の舞台の宣伝ポスターを作成している画家がドタキャンされて、誰かいないかしら~と探しているときに、その場にたまたまいた知り合いのミュシャにポスターを依頼したところ、それが素晴らしい出来で、それから5年間の契約を結ぶことになったそうです。 


複製がたくさんつくれるリトグラフなどの作品を多く作り、大衆に芸術が普及することを奨励していたそうです。彼は 美しい芸術を通して大衆の生活が向上するのではないかと考えていたからです。ミュシャ自身が、”大金持ちの居間ではなく、庶民の今に飾れる作品を作ることができたのが嬉しい”というコメントをしてたそうです。。 (参考:ミュシャ美術館のパンフレットより)


そんな彼の作品をいろいろ見て楽しみました。 こじんまりした美術館なのですが、笑えたのが日本人観光客がとっても多かったこと。。。私達がはいった後、3人組の日本人がきて、その後20人くらいの団体旅行のお客さんが来てました。。私達は4時半から6時ぎりぎりまでいましたが、その間の日本人客の比率 85%くらいでした。(笑)この時間帯にかかわらず、結構日本人のお客さんの割合が多いのかなあぁ。。


あ ちなみに この美術館は ユーロが使えませんでした。 私は入場料は払えたのですが有料のパンフレット (普通の美術館だったら無料でもらえるようなパンフレットを 20円くらいで売ってます)を払う現地通貨がありませんでした。。ほんと 日本円にしたらあと5円足りないとかってノリです。。(うわ~悲しい)  でも美術館の斜め前に両替する場所があったのでそこで両替してきてからパンフレットを買って入場しました。
 美術館内のお土産やさんはカード使えたので、入場料もカードで払えるようにすればいいのになあ。。


そのあとヴァーツラフ広場に行きました。 ミュシャ美術館からは歩いて5分くらいでしたが、新市街の中心です。この広場は昔は馬市場だったそうです。この広場は長さが750メートル、幅が60メートルもある迫力のある広場です。。広場の両側には2車線の道路があって、その両側に19世紀後半から20世紀前半に作られたのかな~という感じの5階建てくらいのクラシックな建物がずらーっと並んでてすごい迫力でした。でも 建物の色は渋めのクリーム色だったり ペパーミントグリーンだったり なかなかかわいい色あわせなので 明るいイメージの広場でした。突き当りには 大きな通りが通っていてその向こうにそびえた建つのが国立美術館でした。(そこは見る時間なかったけど。。)


Midori_Maru 旧市街 


その後 あたりをきょろきょろしたり、路面電車を眺めたりと のんびり歩いて、火薬塔にやってきました。。 火薬塔は 1475年に建てられたゴシック様式の塔で、当時は旧市街を守る為の城壁でした。火薬倉庫として使われた時期もあった為 火薬塔とよばれるようになったそうです。。その隣には 市民会館という建物があります。 ここには スメタナホールがあり (作曲家スメタナはチェコの人。。)有名です。 そしてこの建物やホールが価値がある理由のひとつは、前述したミュシャがここの建物のデザインに深くかかわっていて、地下のレストランやスメタナホールの天井の絵を手がけてるのです。


そんなわけで、ミュシャの絵がみれるよ~とスメタナホールでのコンサート (ヴィバルディーの四季でした。。)のチケットを売り子さんにかなり薦められましたが、夕飯を食べるのに中途半端な時間だったから断念しました。そこからのんびりと旧市街に向かいました。火薬塔から歩いて10分くらいで旧市街の中心、”共和国広場”です。 


共和国広場には天体の動きと時間を表している天文時計や、聖ミクラーシュ教会、ティーン教会、そして チェコの宗教改革に非常に重要な役割をはたした ヤン フスという方の像があります。。共和国広場の広さにもびっくりしますが、そこにあるいろいろな 歴史のある建物、像など、なかなか奥の深い広場です。。まわりをキョロキョロしたり、ガイドブックでそれぞれの背景などを読みながらじっくり見たりしてあっという間に1時間くらいたってしまいました。。


共和国広場に来てびっくり 再認識したのは
 
Midori_Maru プラハの人達のビール好き 


ということです。チェコでは確か400年近く前からビールが作られていて、古くから国民の飲み物として親しまれてたそうです。。CAFE というとコーヒーを飲むところって思ってましたが、ほとんどのCAFEではビールを飲んでる人がたくさんいました。 プラハではカフェというと コーヒーとビールを飲むところなんです(笑)私達が通りかかったのは夕方ですが、4時頃にはオープンテラスのカフェで大勢の人達がビールを楽しんでました。 ま~ 地元の人だけじゃなくて観光客もかなりいるのかもしれないですけど。それが 明るい雰囲気で、みんなビール片手におしゃべりを楽しんでいて とっても和やかな風景でした。。

Midori_Maru あちこちでコンサートをやっている


ということ。。1日 街をふらふらしていて、あちこちでコンサートのチラシなんかをみかけました。 ホールだけでなく 教会でもコンサートをやってるところがいろいろあります。共和国広場にある 聖ミクラーシュ教会でもコンサートをやってました。私達は通りかかっただけですが、教会の近くを通った時 美しい音色が聞こえてきました。
プラハに行ったなら、夜はロマンティックにクラシックでも聞いてみたいわ!ということであれば、なんらかの形でコンサートにたどりつけそうです。。


そのあと 歩いて15分くらいかかるところにある ”地元の人がたくさんいるレストラン”とガイドブックに紹介されてた店に行ったのですが、酒場って感じでした。
ビールがとっても身近なプラハの人達なのでビヤホールにいったりもしたかったのですが、 そのお店ははいったとたん かなり酔っ払ってるおじさんがたってたりして、女の私にはちょっとこわかった。。ということで また共和国広場に引き返してきました。 どこで食べるか迷ったのですが、広場に面したオープンテラスのお店のひとつで夕飯を食べました。でも そこのお店は前の晩のお店の2倍近くの価格だったわりには、味はそんなにかわらないって感じでした。。 でもティーン教会がライトアップされていて、それを眺めながらの食事っていうのもいい雰囲気でした。

今日プラハで買ったお土産についてはこちらをご覧下さい♪










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