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Pussy Cat Sophie (子猫ソフィの猫物語)その他

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2016.02.26
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カテゴリ:徒然猫物語
ガッチャは推定2歳から4歳の時、里親制度でウチに来てウチに約6年いた。人間不信の凶暴な野良猫のままウチに来た。私が他の猫をなでていると、私がその猫をいじめているのだと勘違いして、「猫をいじめるな!俺が相手になってやる!」と、私にシャーシャー威嚇する正義感の強いオス猫だった。悪い人間と戦う科学忍猫隊「ガッチャキャット」。

そのうち、私が猫をいじめているのではないことがわかり、「人間でもいい奴がいるんだ!」と驚いたガッチャは、ウチに来て4ヶ月経った頃、なでさせてくれるようになった。しかし、その後、驚きが醒めた後は、なるべく私に体を触られないよう、私の両手がふさがっている時に限って、自分から私にスリスリしてくるようになった。触らせてくれないので、引越しの時は、いつも部屋の中に捕獲器を仕掛けて、捕獲器で捕まえて引越ししていた。

2015年7月、そのガッチャが引越しの時、逃げた。特別養護老人ホームで骨折して右大腿骨を人工股関節に手術で入れ替え整形外科病院に4ヶ月間入院していた母を引き取るため、猫を引き連れて高知に帰る時のことだ。

その時、ガッチャは捕獲器に入らず、引越し屋さんの開けたドアをすり抜けて逃げた。その直前、保健所から引き取っていた5匹の保護猫のうち1匹(桜)が捕まらず、ガッチャ用に仕掛けた捕獲器に、ガッチャの目の前で桜が入ってしまったのだ。ガチャンと扉が落ちる音に吹っ飛んで、捕獲器から逃げたガッチャ。慌てて桜をケージに入れ替え、捕獲器を設置しなおしたが、ガッチャの警戒が解けてガッチャが捕獲器に入る前に、引越し屋さんが来てしまった。

すぐ探しに出たが、ガッチャは見つからなかった。高知で荷物を受け取るために、とりあえず他の猫を連れて飛行機で一旦高知に行った。荷物を受け取ったら、とんぼ返りで東京に戻ってガッチャを探した。ガッチャは朝4時半にすぐ近くの公園に出没した。ガッチャは空腹のあまり仕掛けた捕獲器に入りかけたが、他の猫が入ろうとして失敗。だが、この時現地のキャットサポートの人と知り合った。

10月にもガッチャを探しに東京に行ったが、ガッチャは公園で見つからなかった。12月にまた探しに行ったとき、キャットサポートの人から、かなり離れた遊歩道でガッチャらしき猫が出没して、みんなから餌をもらっていることを知った。行ってみたらガッチャだった。いろんな餌をもらって、ふっくら太ったガッチャは、満腹で捕獲器に入らなかった。

今回2月にもまた探しに行って遊歩道でガッチャに会った。だが、私の両手がふさがっておらず自由に動くのを見た途端、昔と同じく撫でられるのを嫌がったガッチャは、吹っ飛んで逃げた。他の人の両手が自由に動くのを見ても、ガッチャはそれだけでは逃げていなかった。ガッチャは私のことを覚えていたのだ。捕獲器を見ても、吹っ飛んで逃げた。遊歩道を歩く人がガッチャに餌をやらないようにと張り紙して、ガッチャを餌入り捕獲器で捕まえることも、猫サポートさんと話し合ったが、真冬にたとえ1日でも飢えさせるのは危険だし、遊歩道以外でも餌をやっている所が数箇所あるので無駄だと思い、餌はそのまま与えてもらうことにした。

それに、ガッチャはみんなに可愛がられていた。遊歩道でいろんな人から美味しい餌をもらって、声をかけてもらって、かなり寒いけど、幸せそうだと思った。東京北部は冬寒いので、寒さで猫エイズが発症するのではないかと怖かったが、これから暖かくなるから、大丈夫かなと思った。

安心して東京旅行から帰った翌日の2月25日夕方、ガッチャが突然逝った。

なぜ!?どうして!? ガッチャの死を知ったとき、しばらく言葉を失った。だって、あんなに元気だったのに・・・! どうして!? 

死因はおそらく寒さによる心筋梗塞か脳梗塞。外傷はなかった。自動車事故や自転車事故の可能性もほぼゼロ。この地域の猫は、餌をもらっているのに、皆、5歳か6歳以下。若い猫だけ。皆、怪我や病気や寒さで、中年になると死んでしまうのだ。8歳から10歳前後のガッチャには、冬が厳しすぎた。N子さんによると、2月25日は寒さがぶり返して、朝、雪がうっすら積もっていたそうだ。あと1週間で暖かくなったのに。あと1週間だったのに。夜零下になるこの地域で、12月、1月、2月とガッチャの体は、3ヶ月もたなかった。あと1週間だったのに。

私はまだ茫然自失状態である。
私のガッチャマンが逝った。

不機嫌なガッチャ.JPG
吠えるガッチュ_アップロード用.JPG
(写真:上下とも、2009年9月ウチに来た当時のガッチャ)





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Last updated  2016.02.28 13:45:52
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