本当にお買い得?食洗機(本当にお買い得なの?食洗機)2004/11/6(土)本日は食器洗い機の経済性について、あらためて考えてみたいと思います。 我が家に食器洗い機が来てから、約2ヶ月が経過しました。 そこで今回は、食洗機により節約された、電気代、ガス代、水道代を具体的に計算してみます。 なお、このような計算は私は非常に苦手でして、その計算式は毎度ながら夫による算出です。 ● まず水道代について。 手洗いの場合、一般に120L(リットル)ほどの水を使うといわれています。 夫によると水道の蛇口をひねって出る水量は、毎分8Lほどとの事です。 これは2Lのペットボトルですと4本が満タンになる量です。 その水道を使い、溜め洗い5分、すすぎ10分と考えてみますと計15分間、水を使うと考えました。 我が家は朝、昼の食器洗いはほとんどないので、1日1回と考えます。 すると1日で食器洗いに使う水の量は8L×15分=120Lと考えられます。 ちなみにお風呂の湯船には、おおよそ200L~300Lの水を使うので、湯船の水の約1/3の量で手洗いすることになります。 それに対して食器洗い機の場合、メーカーの取扱説明書を読むと、1回で約12Lの水しか使わないそうです。 つまり、手洗い120Lに対して、食洗機12Lしか使わないので、1日で108Lの節水ということになります。 水道代は1Lで0.23円です(1m^3あたりの値段230円で請求されるのです、我が家の水道局では。。)ので、 1日あたりの節約は108L×0.23円=25円です。 1ヶ月を30日と考えると、30×25円=750円。 1年の節約金額は12×750円=9,000円 ・・・と、なります。 ● 続いてガス代について考えます。 これは以前のエッセイ(光熱費削減のための知識)で紹介した経験を元に、ガス代について考えて見ます。 その時では以下のような具体例を紹介しました。 『お風呂200Lの水15℃を40℃まで沸かすとすると60.5円だそうです。』 この例から考えると、100Lの水なら30円掛かることが分かります。 上記の水道代計算から、1回で108Lの節水効果があることが分かりましたので、30円の節約になっているようですね。 つまり1日に1回食洗機を使うとすると、30円の節約。 1ヶ月の節約金額は30日×30円=900円 1年の節約金額は12×900円=10,800円 ・・・となります。 ● 続いて電気代を考えて見ます。 電気代に関しては手洗いの場合、特に電気を使うことはありません。 それにたいして、食洗機は乾燥モードの時の温風を発生させるために、ヒーターを使っているそうです。 また給湯接続で入ってきたお湯を、更に80℃もの温水に沸かすためにも、ヒーターを使っているそうです。 そのヒーターの電気代を計算してみます。 メーカーの取扱説明書によると、ヒーターの消費電力は約1000W(ワット)だそうです。 今までのエッセイでもよく触れている計算式なのですが、電気代を考える時の基本公式は、 『1000Wh(1000Wの電気を1時間使うこと。)=22円』です。 我が家の食洗機を見ていますと、温風乾燥に約30~40分掛けています。 そしてお湯を沸かすためのヒーターも20分ほどは発熱していると考えます。(大雑把でゴメンナサイ。・・・計算しやすいのです。) つまり食洗機1回当たり1時間ヒーターを使っているので22円掛かります。 1日に1回食洗機を使うとすると、22円掛かります。 1ヶ月の電気代は30日×22円=660円 1年あたりの電気代は12ヶ月×660円=7920円 ・・・となります。 ●●● さてさて皆様、私は計算のし過ぎで(普段頭を使っていないせいかしら・・。)疲れてきました。。 皆様は大丈夫ですか? もうすこしで、1年間の節約金額が分かりますので、もうしばらく頑張ってみましょう。 ● さて1年間で考えると、以下の光熱費が節約、もしくは消費されていることが分かりました。 水道代の節約金額 9,000円 ガス代の節約金額 10,800円 電気代の使用金額 7,920円 ということですから、それらを差し引きすると、食器洗い機を使うことで得られる節約金額の総計は・・・、 (9,000+10,800)-7,920=11,880(円) です。 やっと分かりましたね。 手洗いに比べて、食器洗い機を使うことでお財布に11,800円が入ってくるということですね。 1年間でこれだけの金額が節約できるというのは、確かに驚きですね。 11,800円で好きなお洋服が買えたり、なにかおいしいものを家族で食べにもいけますね しかし、食器洗い機で節約できるのは、実はそれだけではありません。 お金以上に、食器洗い機を使うことで幸せになれることが実はあるのです。 ● それは『時間』。 手洗いの場合、食器を洗おうと決めてから、洗い終わるまでに30分は掛かりますよね。 お子様がおられて、大人数のご家庭では、1時間ほど掛かる場合もあるのではないかしら。 つまり朝昼晩を通して考えると、1日総計で約1時間は食器洗いをされていると思います。 そう考えると1年を通して使っている時間は、 12ヶ月×30日×1時間=360時間 ですね。 つまり、360時間という膨大な時間を節約できるのです。 その360時間をどのように使うかは、その人次第。 まさにプライスレスな金額ですね。 ● その時間を家族とのコミュニケーションに当てても良いですし、なにかの趣味をすることに当てても良いかもしれません。 また最近出来るようになってきた、ネットを使った仕事に当てても良いわけです。 何かの仕事をすることで、お金がもらえるとしたら、本当にお得なわけです。 一方ではお金と時間を節約し、生み出された時間を使って、例えば家で出来る仕事を考えれば、主婦でも立派にお小遣いを稼げるかも。 もちろん、共働きのご家庭では昼間話す機会がないので、夜に家族のコミュニケーションを深めると良いかもしれません。 そう考えると、食器洗い機を使うことで得られる金額は、まさに計算できないほどの効果なのではないかしら。 「いつも家事に追われている奥様、お母様に、『時間』という貴重な財産をプレゼントできそうですね、お父様!。」 ・・・などと私は思ってしまいます。 ● 『時間を生み出す目的のために、その手段として食器洗い機を購入する。』 これがなにより一番の財産かもしれません。 ● ・・・ということで、今回もここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。 今日はたくさん計算をしましたので、私は疲れました。。 でも、よくよく考えても食器洗い機は買ったほうがお得ということが分かって、一安心です。 それから何よりも時間が生み出されるということが分かったこと。 「この生み出された時間を私は何に使おうかしら。。」と毎日考え、そしてワクワクしている私です。 それでは失礼します。 |