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スズランさんとお話したこと

浴室、洗面、トイレ

浴室、洗面、トイレ

水周りは直線です。
歩いて使うことを優先しています。
歩くのは、右手の杖で一応歩けるのですが、左にも何か左手を置ける場所があると楽です。
壁の手すりというのは、行き返りを考えると、あまり実用的ではないなと思いました。

洗面所とリビングに境はありません。
夫婦二人なので、かまわないということと、いざとなれば「のれん」でいいと思っています。

廊下に出ると寒い、洗面所が寒いというのが嫌だったので、廊下や仕切りをつけませんでした。


ラインです

洗面所の図です


浴室

お風呂は普通のユニットバスです。
プッシュ水栓と2段のカウンターに惹かれて、最低のランクからワンランク上げました。
2段のカウンターとは、洗面器を置くカウンターの上に、小物を置けるカウンターがついていることを指しています。
この上のカウンターが手すり代わりになって、肘がつけて、立ち上がる時にとても重宝。

設計図の段階で気がつかなかったのですが、出入り口は、3枚の引き戸です。
これは左右どちらにでも開くのですね(トステム製)
それに気付かず、最短距離のルート上に洗濯機を置いてしまいました。
今は設計とは反対から出入りしています。
つまり最短距離の洗濯機と引き戸の隙間を抜けて、お風呂に出入りしています。


以前の家はガスで、台所のリモコンからオートでお湯が入りました。
それがいまどきの当たり前と思っていましたが…
電気給湯器をケチって、フルオートからワンランク落としたら、自力でお湯を張らなくてはなりませんでした。
知らなかった。
これは引越しして知った最大の設備機器の失敗です。

さて、浴槽への出入りですが。
これは、実際入ってみるまで、自分に入れるかどうかよくわかりませんでした。
以前の家ではお風呂に入れました。(据え置き式なので、段差がなかった)
でも、その時にすんでいる家の浴槽は半分埋め込まれていたので、その段差で入れません。
据え置き式(普通でまたぎ超え高さが40センチ~43センチ)なら、いけるのではないかと思っていました。
それがダメなら、バスリフトか、シャワーで対応しようと。
だから、お風呂は普通でけっこうということになりました。

結局、シャワー座椅子の高さと、浴槽のヘリを同じにして、座ったままで浴槽に足を入れ、そろそろと腰を浮かして方向転換、そのままお湯に沈むというやり方で、大丈夫でした。
これはせせらぎさんのHPがとても参考になりました。

浴槽の中に、たぶん腕を置くための飛び出した部分があって、それで肘で体を支えられて、とても役に立っています。
取っ手や手すりでは指や手首がダメで支えられない場合があります。
私には肘がつけるという場所が、とても役に立ちます。
これはトイレの手すりでも、重宝しています。


トイレ

一番悩みました。
イナックスのサティスにしました。

これは後ろに水のタンクがない分、前によけいにスペースを取れます。
足に力がない分、非常に前傾姿勢で立ち座りをするので、前のスペースは絶対に必要でした。
ここは車椅子のことはこの際考えずに、普通に近い広さしか取りませんでした。

私のベッド側の引き戸は車椅子対応の幅です。
洗面所側は普通の幅の引き戸です。
右にL字の手すりを取り付けるためには、普通幅の引き戸のほうが良かったので。

便器はオートです。ふた、便座がオートで上げ下げ出来ます。
これがして欲しかったことです。
壁付けリモコンで、全ての操作が出来ます。
けどそのリモコンボタン、少し小さいです。
最近まあ押せるようになりましたが…
ライバルのT社のほうがいいみたい。。。
今は改善されたでしょうか?

便器は5センチかさ上げしてもらいました。
5センチの木の土台の上に乗っています。
3センチでも良かったかもしれません。
欲張って、すわり心地は、あまりよろしくありません。
少し足が浮いてしまうからです。
でも、立ち座りの楽さを優先させました。

昇降便座もさんざん考えましたが、どうも、決断できなかった。
いざとなると、そのスピードに自分がついていけるか不安もありました。
当時、かなり足が痛かったので、伸ばすに伸ばせないのを少しずつ時間をかけていました。
機械、高いですし、これをつけたら、他の人は不便かもしれないし、引くなあとも思いました。

思いのほか役立ったのは、TOTO製の手すりです。
L字の普通のタイプですが。

壁と距離が開いていて、その隙間に腕をいれられます。
手すりの止め具がいい位置にあって(^^)
ちょうど立ち上がりの後、足に力が入らない歩き出しのとき、腕をその隙間に突っ込むと肘で支えることが出来るのです。
以前の家では手すりはありましたが、そんな使い方は出来ませんでした。

床は、よくある塩ビ?の床で、汚れたり濡れたりしても強くていいかと思いましたが、あの少しだけのやわらかさで、椅子のキャスターがとても重くなります。
「み、身動きが…!」
キャスターが床を傷つけにくいというウレタン製?のためもあるかもしれません。
車椅子のトイレには、固い床が不可欠のようです。

それと、ほんの少しの段差、敷居の高さがウチにはあります。
建具は引き戸なのですが、完全車椅子対応ではありません。
「2ミリの段差がいけない(衝撃になる)」と友達から聞いていましたが、本当にそうです。
車椅子仕様を完璧に目指すなら、床にどんな境もつけないことだと思います。

付記
サティスは、14ヵ月後に故障しました。
便器内に水がたまらないようになりました。

これはタンクレスということで、あらゆるプロセスを機械がコントロールしているそうです。
新築の場合は水道水にゴミが混じることが多いそうです。
そのゴミが詰まって、機械が故障したそうです。
そうなった時は、部品の取替えで15000円くらいかかるそうです(@_@)

トイレには、便器とウォシュレット部分が分かれているタイプと、便器一体型の2種類があります。
デザイン的には一体型のほうがいまどきのタイプです。
個人のHPで、あるおじさんがつぶやいていたのですが「壊れるとしたら機械部分だ。便器ごと取り替えるなんてまっぴらだ」これは印象深い言葉でした。

考えれば考えるほど、迷う分野です。

洗面所

これはデザインのかっこいいカウンタータイプをさんざん見ました。
でも高い!
普及品なら、何てことない値段です。
ニースペースのあるものも普及品であります。
なので、洗濯に便利なように、ボウルの大きな75センチ幅の普通のものに決めました。

車椅子で使うには幅90センチのほうが良いようですが、これは車椅子対応の商品でないと見つけられませんでした。

いろんな引き出しのついているオプションは、やっぱり高い。
それなら、たんすを買ったほうが安いと思いました。
それでたんすを新調、そのサイズに合わせて、トイレの幅と自分の部屋の幅が決まりました。
たんすは、手が上向にならないので、手を引っ掛けて引き出すタイプは使えません。
取っ手のついた、スライドレール付きです。

洗面所はとても便利になりました。
前の家は家の端にあり、そこまであほらしくて行けず、台所の流しで顔を洗っていました。
夜は使ってましたが、鏡を見る余裕は無し。
引越しして久々に、太陽光で見る自分の顔にはシミがいっぱい!
ひえ~~

台所が椅子に座ったままでは、今ひとつ使いにくいので、丁寧に洗いたいもの、布巾などは洗面所で洗っています。

手すり

これは大事なものなのに、設置時期が工事期間中であったり、引越し直後であったりで、位置の指定を仔細に検討ができませんでした。
要求を出すにも、使ってみなくちゃわからないし。
一応標準のマニュアルがあるようです。
TOTOさんのHPが詳しかったかな?
資料請求した、TOTO、イナックス、共に役に立った覚えがあります。

検索すれば、かなりいろんなタイプがありますので、研究の余地ありだと思います。


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