僕らのごはんは明日で待ってる 瀬尾まいこ
★★★★一人でだって生きてはいける。でも、あなたとだったらもっと楽しい!瀬尾まいこの魅力を凝縮した、傑作長編恋愛小説!葉山イエス。イエスはあだ名。何に対しても心が広い、キリストのような奴だから。でも実際は、人に対して無関心だっただけ。趣味(?)は黄昏と自分探し。上村小春。唐揚は苦手だけど、ケンタッキーは好き。ポカリ派。自分をしっかり持っていて、決めた事は覆さない。でも、おばあちゃんの言葉は日本国憲法より重い。流されるがままの男子と、頑なまでに我が道を進む女子。ちっともイマドキでもなければ情熱的でもない高校生の二人は、体育祭の競技“米袋ジャンプ”がきっかけで付き合う事になった。大学に行っても、“恋愛”と言って良いのか分からない淡々とした関係を続ける二人だが、一つだけ自信を持って言えることがある。それは、互いを必用としている事。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んで行き……。笑って、泣いて、じんわり温かい。読者の心に春を届ける、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。僕らのごはんは明日で待ってる2012年4月発行 幻冬舎 217p【内容情報】(「BOOK」データベースより)体育祭の競技“米袋ジャンプ”をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係の二人だが、一つだけ信じられることがあった。それは、互いが互いを必要としていること。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。読んだあと、必ず笑顔になれる、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。感想 ★★★★ 瀬尾さんの新刊! 高3の体育祭の“米袋ジャンプ”を契機に 付き合いだした葉山と上村。 二人は素気なくてべたべたしていないのだけど、 お互いが大切で お互いを信頼していて お互いを必要としているのが 素敵。 こういう恋愛が好きだなぁ。 二人が二人で歩む姿に ほのぼの(少しひやひや)しながら 楽しく読みました。