ぴょんぴょん堂

先日仕立てた浴衣。
長身なので反物の長さがどうにも足りなくて
見えない部分を別生地で仕立て。
生地にかなり焼けもあったので
ちょっと苦労しました。

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以前こちらに載せましたが
地震で壁が落ちた所が結構あり
自分で一部屋だけ古い聚楽壁を落としてありました。
どうしたもんかと長い事思い悩んでいたのですが
結局職人にお願いし　もう一部屋と廊下の聚楽壁を落としてもらい
漆喰を塗ってもらう事にしました。
そして初日以前の壁を落とす為に来る筈の職人が一人急に休みになり　
そのせいで？手抜きをして畳や襖等にちゃんと養生しないで
仕事を始めてしまいました。
これでは後が大変なのでちょっと待った！という事で私が
急遽部屋全体の養生手伝いと古い壁を剥がす為に水を塗る手伝いを。
後日職人が２人来て１日で全部漆喰を仕上げてきました。
なるべく上手な人を希望したのですが
来てくれた職人さんの一人は聞いてみたら７３歳！！
でも見た目に凄く若く元気。仕事も綺麗で素晴らしいです。
漆喰なので乾くまで暫く海藻臭が漂っていましたが今は消えました。
襖も張り替えてもらう予定でしたが　業者が震災後毎日忙しくて
無理だというので　もう張り替えが出来ないので覚悟で
襖に柿渋を自分で塗り塗り。
お遊びで和紙を大胆に使ってお気に入りの「身代わり猿」
もう１部屋は西日が強烈に当たる部屋で襖紙（布が貼ってあります）
がかなり劣化していたのでやはり和紙を大きく貼ったり
丸に鋏を入れてみたり。
それにしても柿渋臭はなかなか消えませんね（塗ったのは去年）
柿渋が途中でなくなってしまったので
再度塗る予定ですが結構強烈。
浴衣画像右後方とミシンの後ろに写っている渋墨の戸は窓にただ
はめているだけですが　そちらの障子がボロボロになっていたので
糊を作ったついでに張り替えもし綺麗になりました。
障子紙は以前障子を張り替えた際に少しあまったものを使用したので
数か所接ぎました。
楮１００％のカス付きなのでなかなか良い表情で
やんわりと光が入るのでお気に入りです。