エネルギーワークとアドバイタエネルギーワークとアドバイタアドヴァイタ的な視点からエネルギーワークを再評価してみたい。 これは十牛図でいうと三図にかかわるテーマ。3図は牛の「お尻」を発見するという絵だが、これは性的なエネルギー、もっとはっきりいえばクンダリーニに関係している。また、エニアグラム-十牛図対応において「呼吸ショック」にあたる部分なので、呼吸想起とも関係してくるだろう。これは呼吸を、単なる空気 (H192)を吸う行為から、生命エネルギー(H96)を生み出す行為へ変える錬金術的手法である。 その前段階の二図は、神格等のアーキタイパルなシンボルを通じて8図の領域からさまざまなエネルギーを引き出してくるというプロセスとなる。これはいわゆる最近のスピリチュアルなワークに多いものだ。 四図は動物的ともいえる強力な生命エネルギーをコントロールする段階であり、自在に新たなシンボルを創り出す訓練。魔術師やシャーマンの領域だ。 アジズ・クリストフの分類法でいくと、三図は「me」「ハート」の領域となるだろう。感覚をもって十全に世界を味わうということ。それを、サット(真理)・チット(意識)・アナンダ(歓喜)におけるアナンダの側面といってもいいだろう。 (c)神谷充彦 |