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QBスニーク

TP(総蛋白)/ALB(アルブミン)

『正常値』

○TP[g/dl]:6.5~8.2
○ALB[g/dl]:4.0~5.0



【アルブミン】

 血清中には,100種類以上の蛋白が含まれ,生命維持に大きな役割を果たしているが,その主なものは,アルブミンとグロブリン(後述のA/G比,グロブリンの項参照)である.
 食物から摂取された蛋白質は,小腸内でアミノ酸に分解され,門脈を経て,肝臓に運ばれる.肝臓においてアミノ酸は再び身体に必要な蛋白に再合成されて送り出される.
 アルブミンは肝臓内で1日約10g合成されている.アルブミンはホルモン,ビリルビンなどの水に溶けない物質や,薬剤などの外界からの異物を各臓器・組織に運ぶ役目をするとともに,アルブミンの存在それ自体が,血液の浸透圧を保つのに重要な役割を果たしている.
 血清アルブミン値(ALB)は,CHE同様,肝細胞の機能(肝予備能)を調べる最も良い指標である.血清アルブミン値が2.5g以下になると,血液は一定の浸透圧を保つため,血管外に水分が漏出するようになる.臨床的には,腹水や浮腫が出現するようになる.


【TP・ALBの減少をもたらす原因】

○栄養不足によるもの
 ①摂取障害・不良,②吸収障害(腸管での吸収不良).
○体外への喪失
 ①ネフローゼ症候群・・・尿中への排出(高度な蛋白尿),②慢性下痢,出血(消化管よりの排出),③火傷,じょく創,外傷など.
○合成障害
 肝臓での蛋白合成低下(肝硬変,劇症肝炎).
○崩壊(異化)亢進
 急性炎症性疾患,悪性腫瘍,外傷・火傷,甲状腺機能亢進症など.
 なお,補液(点滴)や妊娠などが原因で,血液が希釈され,見かけ上,TP・ALBが低下する場合もあるので注意を要する.
[2002.08.24更新]
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