836542 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

QBスニーク

中性脂肪(トリグリセライド)

『正常値』

○中性脂肪(トリグリセライド)[mg/dl]:50~160


【中性脂肪(トリグリセライド)】

 中性脂肪(トリグリセライド)は,コレステロールと同様,動脈硬化を促進する危険因子の一つである.また,膵炎をひきおこす誘因ともなる.
 中性脂肪(トリグリセライド)は,三分子の脂肪酸が,グリセロールとエステル結合したもので,エネルギー源として使われ,また,脂肪組織(皮下脂肪として)や肝臓に蓄えられている.
 血液中では,カイロマイクロンやVLDL(超低比重リポ蛋白)として存在するが,前者は主として食事由来(外因性)で,後者は肝臓で合成され,血中に放出された(内因性)ものである.
 中性脂肪の値は,食事内容によって大きく変動する.
 食後30分から上昇し始め,4~6時間でピークとなり,以降漸減して12時間で元に戻る.したがって,12時間以上の絶食後(早朝,空腹時など)の採血による検査が必要である.また,前日の過食,アルコール飲酒を避けないと正確な検査値を得られない.
 通常,男性の方が女性よりやや高めである.また,年齢とともに増加し,60歳以降は低下する.


【中性脂肪(トリグリセライド)の上昇をもたらす誘因】

 ①食事性(肥満)によるもの
 高脂肪食,高カロリー食,アルコール常飲が原因で,肥満をみることが通常である.食事療法が大切である.適度な運動でカロリーを消費することもすすめられている.
 ②続発性(二次性)によるもの
 この原因となる疾病としては,イ)糖尿病,ロ)甲状腺機能低下症,ハ)ネフローゼ症候群,ニ)急性・慢性膵炎,ホ)アルコール性脂肪肝,ヘ)閉塞性黄疸,ト)薬剤(サイアザイド剤,経口避妊薬,副腎皮質ホルモンなど)などがある.
 ③家族性(遺伝性)によるもの
 遺伝的疾患がある場合である.
[2002.11.9更新]
血液物知り事典へ  


Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.