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QBスニーク

CPK

『正常値』

○CPK[単位]:40~200


【CPK】

 CPK(またはCKとも省略される)は,骨格筋や心筋などの筋肉に分布する酵素で,筋肉のエネルギー代謝に関与している.したがって,CPKの増加は,骨格筋および心筋の障害(壊死)を反映する
 CPKにはアイソザイム(同じ反応を触媒する酵素であるが,分子構造が異なり,物理・化学的性状に相違をみる酵素群をいう)があり,骨格筋と心筋ではその組成が異なっている.骨格筋では,MM型が大部分(80~90%)であるが,心筋では,MM型が50~60%,MB型が40~50%と,混在している.
 CPKの測定値には,年齢,性別による生理的変動がある.乳幼児期には高い数値を示し,1~2歳になると成人値となる.また,一般に男性は女性より筋肉量が多いため,やや高値である(2~30%).
 さらに,運動や注射などによる影響も大きい.激しい運動(サッカー,マラソンなど),特に筋肉痛がみられるような場合には,正常値上限の3~5倍までもの上昇がみられる.けいれん発作,外科的手術や外傷などによっても変動がみられる.


【CPKの上昇をもたらすケース】

 ①骨格筋の障害(壊死)によるもの・・・進行性筋ジストロフィーでは著しい上昇をみる.MM型の上昇である.神経性筋萎縮症では,CPKの上昇は軽度にすぎない.また,多発性筋炎,四肢動脈閉塞,甲状腺機能低下症などで,中等度までの上昇をみる.さらに火傷,外傷,けいれん発作などでも上昇する.
 ②心筋の障害(心筋梗塞)がある場合・・・CPKは急性心筋梗塞では,発症後5~6時間から増加しはじめ,約20時間後にピークになり,以降漸減して3~4日後には正常化する.急性心筋梗塞の際には,CPKの他に,GOT,LDHなどの酵素にも上昇がみられるが,CPKが一番早く血中に増加してくるために,急性心筋梗塞の早期診断には最も有用な酵素となっている.また,梗塞巣の大きさに比例してCPKの値も高くなる(アイソザイムでは,MB型の上昇をみる).狭心症の場合には,CPKの上昇はごく軽度か,上昇をみることは少ない.
[2002.12.21更新]
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