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QBスニーク

AFP

『正常値』

○AFP[ng/ml]:20以下


【AFP(αフェトプロティン)】

 AFP(αフェトプロティン)は,元来,胎児の血中に存在する蛋白で,健常な成人の血中には存在しない.しかし,原発性肝癌の80~90%は陽性を示し,肝癌のすぐれた(特異性の高い)腫瘍マーカーである.
 AFPが異常高値(1000以上)を示す場合,肝癌である可能性はきわめて高い.しかし,肝癌でも,とくに小肝癌(径2cm以下)では,AFPが上昇しないことが少なくない(小肝癌では約半数が陰性である).したがって,AFPのみでは肝癌の早期発見は困難であり,超音波(エコー)検査,CT検査などの画像診断が必要である.
 肝硬変や慢性肝炎など良性肝疾患でも,AFPが中等度(1000以下,通常500以下)までの上昇をみることがある.
 しかし,肝癌の90%以上は,肝硬変を合併していること,またウィルス性肝硬変の過半数は,将来,肝癌が生ずるであろうと推定されていることを考えるとき,肝癌の合併をみない肝硬変のみでAFPが上昇する(偽陽性)ということは,腫瘍マーカーとしてのAFPの真価が問われることになり,臨床上も厄介である.
 すなわち,中等度(1000以下)までのAFPの上昇のみでは,肝硬変(あるいは慢性肝炎)に肝癌を合併しているのか否かの予測ができないことになる.画像診断(超音波やCT)が重要になるゆえんである.
[2002.12.28更新]
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