子どもの話を上手に聞く秘伝テクニック
【子育てハッピーアドバイス講演会】 |
子どもの話をちゃんと聞いてやっているか、と自問したとき、
反省しまくりの先頭を行くのが、この私。
うちは対面キッチンではないので、人に背を向けて洗いものをします。
そんな時に限って、なぜか子どもが私に話し掛けてきます。
私は、無意識に背を向けたまま、窓に向って返事をする、というのが日常でした。
子どもはしっかり私の方へ顔を向けて話しているのです。
...思春期になったら、子どもはテレビに向って、私は窓に向って、会話するのかしら、なんてふと思ってしまいました。
ダメダメ、これではダメですね。
子どもの話をよく聞く秘訣があります。
子育てハッピーアドバイスの明橋先生は、「能動的な聞き方」と定義されました。
ただ単に聞くのではなく、「相手の話を引き出す」方法です。
このテクニックを用いると、子どもは無条件に 「自分は大切にされている」と感じるんだそうです。
子どもの自己評価(自己肯定感)はグンと上がるわけですね。
まずは...
1)大きくうなづく
これでずいぶん子どもが話しやすくなるのだそうです。
うん、確かに大人もそうですね。
もう一つ...
2)相手の言葉をくり返す
例えば、子どもが「○○ちゃんがたたいてきた。」と言った時。
「そう、○○ちゃんがたたいてきたの。」と同じ言葉をくり返します。
これだけでいいのだそうです。
「『やめて』って、言ったの?」「今度からはやり返しなさいよ!!」
なんて反応してはいけません。
どうして?
もちろん、人をたたいてはいけないから。。
でも、それだけではありません。
「子どもは、自分の気持ちや出来事を親に聞いてほしいだけなのです。」
と明橋先生。
「『やめて』って、言ったの?」「今度からはやり返しなさいよ!!」
の言葉の裏には、「あんたが悪いんじゃない」という子どもを非難したり、
否定する無意識のメッセージが隠されています。
子どもは、「そうか、自分が悪いんだ...」。
結局そう思ってしまいます。
自己評価がグンと下がるわけですね。
相手の言葉をくり返すだけ。
自分の言った言葉を相手から聞くと、「わかってもらえた!」と思うのです。
「さて、自分自身に自信を失い、自己評価が下がってきた時に、 必ず子どもが吐くセリフがあります。」と明橋先生。
「親はこの『心のSOSサイン』を見逃してはいけません。」
とても短い三文字の言葉です。 過去に自分の子どもの口からこのセリフが出ていなかったか、
私は必死で記憶をたどりました。
(続く) |
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