国語のできる子に育てる方法
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国語のできる子に育てたいなら...
語い数を増やすこと
に尽きるのではないでしょうか。
先日、こんなことがありました。
珍しく目の前を、黒い高級リムジン車が走っていたのです。
娘(当時5歳)が最初に気づき、「あんな長い車、初めて見た!」と大興奮。
私はすぐさま、「リムジンっていうのよ。リムジンって言ってごらん。」
「リムジン」必ず自分の口から発語させます。
「リムジンは、お金持ちが乗る車。高級車よ。高級車って言ってごらん。」
「高の漢字は、高い。級は、グレードのこと。いとへんの級。
車は、くるまの車だよ。」
子どもが意味がわからなくても、とにかくしゃべりまくる私。
親は、ずっーーーとしゃべってなきゃいけないんですよね。
とにかく生まれ落ちたその瞬間から、しっかり抱いて育て(スキンシップ)、
のべつもなく優しく語りかけ、ものの名前など「ことば」を教え、
脳に「ことば」(言語)の太い回路をつくってやる。
赤ちゃんを抱っこして家中を歩き回り、「これは○○よ」。
家具など物の名前を教える。
親子・夫婦間でたっぷり良質の会話。
絵本はいろいろなジャンル(ストーリーもの、科学、知識、図鑑など)の
読み聞かせを毎日大量に続けます。
私も、0~1歳代は同じ絵本を1ヶ月続けて読み聞かせしました(七田式)。
文字の読み書きも3歳になれば家で親が教えます。
絵本を暗唱させて(毎日同じ絵本を読んでやると自然に暗唱するように
なります)、音読させ(名文、俳句、詩、ことわざ等)、独り読書にもっていく。
キーワードは語い数を増やすこと。
これをいつも念頭に入れておくといいですね。
「どの子も伸びる幼児の学力」はお読みになりましたでしょうか。
知育の基本に立ち返るのに良い本です。
著者は「百ます計算」の生みの親、岸本裕史先生。
昨年お亡くなりになりましたね。
先生は、全ての学力の土台は、言語能力にある
とした上でこう指摘されています。
「学力の高い子どもは、言葉が豊かです。小学校に入学した時、
語彙の多い子は7000語、普通の子は3500語、少ない子は2000語ほどの
語彙を持っています。小学校入学までに身につけている語彙の量と
学力は、ほぼ比例しています。たくさんの語彙を持っている子は、
知識が豊富で、いろんなことを知っています。幼児期に語彙を
たくさん身につけて育った子は、ほとんどが学力の高い子に
なっています。」
ただ、おしゃべりな親なら良いというわけではなく、親の言葉づかいも
大事だと。量より質なんですね。
「ちょっとそれ取って。」ではなく、「○○ちゃん、ママは手が放せないから、ティッシュを取ってくれる?」主語、述語、接続詞...など意識して、言葉を丁寧に正しく使うことですね。
「静かに!」「また散らかして!」「おいこら!」などきつい言葉、
乱暴な言葉はご法度だと...タラ~~~~~~(^_^;)。
学力を決定づける語い数。
勝負は乳幼児期。
まだ間に合いますか?
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