MAKO-PEEの日記帳

　最近のパチスロで「主役は銭形」という機種が出たのを知り、アニメ「ルパン３世」を思い出しました。
　昔のアニメの旧シリーズが好きで、小学校低学年のときに毎週日曜日の1930（だったような？）からの放送を見ていました。当時あまり人気がなかったようで、学校で見ている友達もわずかで話が盛り上がることもなく、放送もあまり長続きすぜに終わってしまいました。毎週本当に楽しみにしていたので、最終回が非常に残念だったのを今でも覚えています。
　そして何年かして新シリーズが始まりましたが、これは全く面白くなく、期待が大きかっただけに失望も大でした。
　面白くない理由はいくつかありますが、特に良くないのが「銭形警部」の設定だと思います。原作では、警部は「頭脳明晰・凄腕」のスーパー警部で、ルパンと同等の能力を持った好敵手なのです。これはルパン・次元・五右衛門の３人と１対３で対峙した時、ルパンが「お前と同等の腕を持ったやつが３人いるんだぜ。」と言っていることからもわかります。旧シリーズ内ではそれを尊重しており、「銭形以外ではルパンを逮捕できない」というのが、話の前提になっています。
　ところが新シリーズでは単に執念でルパンを追っている、狂言回しの「とっつぁん」になってしまいました。
　フランスと日本を混ぜたような無国籍でどこか「犯罪的」な暗い雰囲気の中で展開される頭脳戦、ルパンと銭形のぎりぎりせめぎあいこそ、このアニメの本質的な魅力です。それが損なわれた新シリーズは登場人物こそ一緒でも、全く別のアニメだと思います。
　私の希望ですが、旧シリーズはいかんせん３０年以上前の作で絵が相当古いので、ストーリーはそのままで原画のみ書き直してもう一度放送できないものでしょうか？内容・ストーリーは今でも充分通用すると言うより、今だったらもっとうけると思います。それどころか世界にも打って出られるだけのクオリティを持っていると思うのですが・・・。