MAKO-PEEの日記帳

　昔からアシモフのファンなので見に行きました。原作とは全然違いますが映画は映画で結構楽しめました。少なくとも「スパイダーマン２」よりははるかに良いのです。

　原作を知らない方へご説明させていただくと、アシモフの「われはロボット」（原題はI,ROBBOT）はロボット工学３原則を用いたロボットにまつわるミステリー仕立ての短編集です。アシモフのロボットシリーズで最もお薦めは「鋼鉄都市」で、刑事が犯人探しをするというモチーフから今回の映画には一番近いかもしれません。（内容は全然違いますが）さらにこの物語には地球と植民宇宙との関係という大きいテーマで続編・続々編以下に続いていく壮大なストーリーです。アシモフははまる人は徹底的にはまるので興味のある方は一読されることをお薦めします。文庫本で出ています。

鋼鉄都市　（アイザック　アシモフ）



　ネタバレになるかもしれませんが、最後に映画の中での３原則の使い方ですがちょっと間違ってます。第１原則は何よりも優先するのでいかに事前に約束したからといってこれを破ることはできません。原作の読者はみんなここは不満に思っていると思います。