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2008.10.15
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カテゴリ:政治
教科書偏向記述は変わるか 近現代以外にも問題記述
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081015-00000509-san-soci

 新学習指導要領実施を控え、教科書検定の目安となる検定基準改定が進められるなか、約230人の国会議員が、公共の精神や愛国心を重視した新教育基本法に基づいた教科書検定を行うよう署名を行った。教科書では、近現代史の自虐的な記述以外にも、公民などで偏った記述が指摘されている。教科書は変わるか-。 (小田博士)

 9月下旬、衛藤晟一、義家弘介氏ら国会議員が町村信孝官房長官(当時)や鈴木恒夫文部科学相(同)を訪問、国会議員の署名を持って嘆願した。署名は9月25日現在、自民党197議員、民主党19議員ら計228議員だ。

 陳情にかかわった関係者は「社会科教科書は、南京事件などの近現代史ばかりが注目されがちだが、他の時代や公民分野にも偏った記述が目立つ。現行の教科書検定基準が機能不全なら、新基準ではきちんとチェックできるよう制度改正してほしい」という。

 公民の教科書で指摘されるのは、特定の団体を取り上げている例だ。

 清水書院の高校の政治経済では「第1編 現代の政治」の巻頭で、市民団体「九条の会」の講演会の写真を、米大統領だったリンカーンの演説のイラストと並べ同格扱いしている。別の章の欄外では「日本でも2004年、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏ら9人の呼びかけで『九条の会』が発足し、平和憲法の意義などを訴えている」と解説している。


(中略)

 教育出版の高校の現代社会では、「性別をめぐる平等」という項目で、「これまでの男女の相違に関する考え方は再検討されなければならないだろう」とし、夫婦別姓など民法の改正議論について記述。夫婦別姓は内閣府が昨年1月公表した世論調査でも賛否両論分かれているが、賛成派の主張に偏っている。

 歴史教科書では、近現代史以外でも偏った記述がある。

 三省堂の高校の日本史では、「日朝関係」と題したコラムで、鎌倉時代の元寇について「鎌倉幕府も外交への関心は低く、モンゴルの侵略に抵抗していた高麗の軍隊三別抄からの救援要請の意味を理解できず、日本も元軍の来襲をうけた(蒙古襲来)」と記述。元寇は日本に原因があるように読める文章となっている。

 近現代でも、実教出版の高校の日本史では、北海道と沖縄の歴史を特集したページで、「北海道・沖縄・小笠原諸島では、憲法の施行後も衆議院の選挙権・被選挙権や地方自治制、または徴兵の義務のような国民の基本的な権利・義務が長いあいだ施行されなかった。これらの地域は、国内植民地ということができる」と記述。各社の教科書や学問的にも定着していない「国内植民地」という表現を見出しに掲げている。

 東京書籍の日本史は「昭和の終幕」と題したコラムで、「アジア諸国のマスコミは、昭和天皇の戦争責任と『やり残した』こと(謝罪)、そして日本国内における異様な『自粛』が国粋主義台頭のきっかけになるのではないか、との危惧の念を表明したものが多かった」と記述。昭和天皇崩御の際の国内の自粛ムードを国粋主義台頭と短絡的に結びつけた中韓の報道を引用している。

(後略)


 「署名は9月25日現在、自民党197議員、民主党19議員ら計228議員だ」ということがこの記事のすべてですね。民主党議員の多くはいまの教科書に疑問を感じていないと。

 この記事ではいわゆる「近現代史の自虐的な記述」は書かれていないので,少し古いですが読売新聞が2005年に掲載した教科書特集「基礎からわかる日本の歴史教科書」という記事を見てみましょう。

学校で教える中国・韓国との関係
http://web.archive.org/web/20050603004428/http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050531ur02.htm (リンク先はInternet Archive)
基礎からわかる日本の歴史教科書
http://web.archive.org/web/20050603005753/http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050531ur03.htm (リンク先はInternet Archive)

 ネットに上げられた記事では省略されていましたが,読売本紙には各教科書の歴史的事項の比較が掲載されていたので,そのなかからいくつか面白いところを引用してみます(青字が引用部分)。

「1910年、韓国は日本に併合されました。~中略~ 学校では朝鮮史を教えることを禁じ、日本史や日本語を教えて、日本人に同化させる教育を行いました」<東京書籍>

 日本は朝鮮に5200校以上の学校を作り,そこで日本語を教えたことは事実です。しかし同時に朝鮮語の授業を行い,識字率の低かった朝鮮にハングルを普及させたという事実もあります。また,日本が併合する前の朝鮮でどのような教育が行われていたのかとの比較もなしに,日本の加害だけを強調するのは疑問を感じます。

「日本本国や樺太などへ労働力として強制的に連行された人びとは、植民地であった朝鮮から72万人(1939~45年)、占領下にあった中国から約4万人(1943~45年)にのぼるといわれています」<清水書院>

 日本書籍新社も同様の記述をしていますが,70万人というのはそのほとんどが募集と斡旋による朝鮮人自らの応募によるもので強制的な連行にはあたりません。それらと1944年9月から朝鮮で数か月間行われた徴用(これは強制性がある)で渡航した数千人を混同するべきではないと思います。また同時期に150万人以上の朝鮮人が出稼ぎのために自由渡航していることも,おそらくは意図的に無視していますね。

「(3・1独立運動について)日本は、軍隊や警察の力で運動を弾圧し、約8000人の死者と1万6000人の負傷者を出した」<日本文教出版>

 朝鮮総督府発表の死者数は553人です。約8000人という数字は,当時亡命していた朴殷植の記した「朝鮮独立運動の血史」に出てくる7509人という数字が元になっています。7509人を約8000人と大雑把に表していいのかという問題は置いておくにしても,当時の公式な政府発表と,亡命先でまともな調査もせずにプロパガンダとして書かれた本――どちらもあまり信用できないと考える方もいるかもしれませんが,日本の教科書にどちらを載せるべきかという観点から見れば答えは明白でしょう。

「年末には日本軍は首都南京を占領したが、そのさい、20万人ともいわれる捕虜や民間人を殺害し、暴行や略奪もあとをたたなかったため、厳しい国際的非難をあびた。(欄外で)殺害された中国人の数については、さまざまな説がある」<日本書籍新社>

 欄外でフォローされているとは言え,20万人という中国の主張を本文で採用するのは問題があると思います。


 このように日本の教科書では,いまだに自虐史観がのさばっていることがわかりますね。






Last updated  2008.12.13 01:18:36



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