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今日は晴れ^^
今朝、通勤するのに何時ものトンネルを通りました。 トンネルの中ほどで年をとったお爺さんを見ました。 お爺さんはトンネルの壁に手を這わせながら歩いていました。 あの年齢にしては背が高く背筋もピン!としていましたが、90歳に近いんじゃないかしら?と思えるほどの方でしたので矍鑠としていてもやっぱりすごいお爺さんでした。 めがねは牛乳瓶の底みたいで、目がすごくでっかく見えました。 手をトンネルの壁につく姿を見ているとすごく神妙な気持ちになりました。 私は今、とてつもないストレスで毎日を過ごしています。 出来れば、逃げ出したいといつも思っています。 何で、私がこんな人と一緒にお仕事しなくっちゃいけないのよ!何であの人にあんなこと言われなくっちゃいけないのよ!何で?何で?と不平不満を並べる自分がいます。 でも、あのお爺さん達は全く知りもしない人が唱える勝手な大義名分で他国へ赴き胃に穴の開くような、いえ、穴を開け苦しみながらお国のためにお仕事をして下さったのですよね。 思い出したくもないつらい経験もたくさんされたのですよね。 それを思うと、私のストレスがバカみたいに思えて、あのお爺さんがとても気高くてありがたい存在に見えたのでした。 あんなに年を取っても一生懸命に生きてて、頑張って生きてて…すごく感動しました。 あのお爺さんのご家族は無事に帰ってくることをどんな思いで祈った事でしょう。 私はまだまだ甘いです^^ お爺さんのあのたどたどしい足取りや手を突き弱々しい姿ではあるけれども前向きに歩く姿に自分の傲慢さを重ねました。 反省しきりの自分でした。 実はお爺さんを見た時、勝手に想像しました^^ きっとこのお爺さんは入院中のお婆さんをお見舞いに行く途中に違いない、今日はお天気も良いし暖かいから歩いて行くと孫にでも言って歩いている際中に違いない…^^ きっと優しいお爺ちゃんに違いない…って^^ トンネルを過ぎ、しばらく行くと墓地があります。今、桜が満開です^^ その辺りでかなり年配のご夫婦が乗った軽トラックとすれ違いました。 その方々はトンネルのお爺さんと違い、朗らかな表情でした。 男性の方が歯を見せるほど笑いながら女性の方を見やっていました。 女性も微笑んでいて、桜の花の下とても柔らかい時間と言うか空間を見たと言う感じでした。 お爺さんとご夫婦、何だか明と暗って風に写りました… 今朝は、ほんの10分ほどではありましたが、色々な事を考え、感じ、見つめなおすにふさわしい時間を過ごさせていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年04月06日 22時00分25秒
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