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カテゴリ:家内のこと
家内とのデートは久しぶりである。
久しぶりと言えば、京王線に乗ったのもそうである。 明治座へ、黒木メイサ主演の舞台「あずみ」を観に行ったのだ。 家内はジャニーズの「生田斗真」ファンである。 この舞台のために「あずみ」の原作マンガを古本屋で1巻~5巻まで買ってきた。 何気なく読んでハマったのがボクである。 このマンガの舞台なら見てみたいと思った。 家内とは4年ほど前だったか、宝塚の舞台を観に行ったことがあった。 が……不覚にも上演中に寝てしまったのだ。 楽しみにしていたのだが、川上音二郎の「オッペケペー」と分かったとたん、何だかテンションが下がってしまったのだ。 それ以来、家内から「お誘い」はない。 だから、今日は同じ轍は踏んではならないのだ。 子供たちは今日から学校である。 ボクは代休で連休だったが、今日は普段と同じように起きた。 仕事へ行かないとなると、気も緩む。 眠くなる。 「アカン」と思い、朝食を済ませたあと、また寝ることにした。 ここで寝ておけば、家内も安心するのだ。 劇場では眠らないだろう、と。 贅沢な休日である。(笑) 明治座に入る前に「今半」でステーキ丼を食べた。 子供たちには悪いと思ったが、何せ久しぶりのデートである。 奮発である。 明治座の舞台は感激だった。 ボクらの席は前から2列目でボクの横は花道である。 「生田斗真」が「黒木メイサ」が熱演である。 「長谷川純」もいた。 舞台は、役者の気魄が押し寄せる。 重厚なのは、空気の振動である。 音は空気を振動させて鼓膜に伝わるが、ボクが感じた振動はそれとは違う。 役者が腹から出す声(一応マイクはあるみたいだが)は劇場の空気を震わせ、魂に反響するようだ。 足音の響きや殺陣から発するオーラが観客にも伝わり、観客もその臨場感に共鳴してみんなが一緒になって息を呑んだ。 内容は舞台用にアレンジしているので、原作とはだいぶ趣が異なる。 原作の良さを失わない程度に、現代風のセリフに変えているところもある。 もともと原作の「あずみ」は殺伐としているが、舞台では幾分コミカルに仕立てて、華やかな雰囲気を出しているのだ。 観客を利用した「サービス」も好感が持てた。 生田や黒木など主役級の衣装は、刀を持っているとは言え忍者装束ではない。 着物でもない。 服にブーツである。 黒木メイサはグレーのTシャツの上に袖をとったジーンズのジャケット、同じくジーンズの短パンであった。 「服」とは言っても、なかなか巧妙に作られていて自然な感じである。 黒木メイサは、正直この役に合っているのかどうか疑問だったが、今日の体当たりの演技には好感が持てた。 休憩時間にロビーで「ベッキー」に遭遇。 というか、すれ違っただけだが。 たまには、こんな休日も良い。 水無月悠里の「元気まぐ」はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/06 10:28:41 PM
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