カテゴリ:手作り
アメリカではハリケーン・カトリーナの被害が
これまでにないほどひどいものになりました。 テレビでニュースを見るたびに心を痛めていた のですが、救助や復旧はあまりはかどって いないようです。 そんな中で、キルター(=パッチワーク・キルト を作る人)が立ち上がりました。アメリカ最大の キルトのフェスティバルが毎年秋にテキサス州 ヒューストンで開かれるのですが、その催しを 主催しているキルターたちが全米、 全世界にむけて、被災者へ贈るキルトとお金の 寄付をよびかけているのです。 キルトはもともと掛け布団として 使われていたため、敷物や体を包むものとして使うことも できます。また、昔から教会の婦人会などで困った人たちの ためにキルトが作られ、寄付されてきた歴史もあることから、 災害や大事故、戦争など(最近では、9.11のテロで家族を失った 方々やアフガニスタンの難民など)の際にはこれまでも数多くの キルトが国内外を問わずに贈られてきました。 今回、ヒューストンは被災地に近く、避難してくる人たちは25000人を 上回るだろうとされていることから、集められたキルトは赤十字を通じて、 毎日避難所へ届けられているそうです。 なにも持たない人にとってキルトは、単なる“物”以上の意味がある ようです。中に綿が入っているのと外側が布であるために、触ったときに やわらかい、心地よい、暖かい。その上、手作りのぬくもりもあるので 作った人、贈った人の心が感じられるといいます。 ひどい目にあった人たちに少しでも心が届いたら、と私も手持ちのキルトを 一枚送りました。元の生活に戻るのには随分時間がかかるでしょうが、 みなさん希望をなくさずに、頑張ってほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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