母といえば、小さなころからわたしのことを見てきて

ほかの誰よりもわたしのことを知っていると思って

いました。



その母から、「あなたは、恥ずかしがらずに

どこへでも出かけていくから、いいわね」と言われました。



「恥ずかしがらない」？

わたしは人見知りをするし、小心者です。

意外な発言でした。



でも、知り合いのいないセミナーやお稽古事などに

ためらわずに行くことで、そのように思うらしいのです。



自分が見たい映画や舞台があれば、一人でも観に行くし、

一人でランチやお茶をしたりもします。買い物もしかり。



誰かと一緒にいておしゃべりするのも楽しいけれど、

一人の時間は、また違う意味で楽しい。



「おひとりさま」という言葉があるくらいだから、

今では珍しいことではないと思うのだけれど、

昔気質の母にしてみれば、「恥ずかしがらない」

ことになるのかもしれません。



外国のキルターに「日本のキルターにしては珍しく

独立心がある」と言われたことがあるのを思い出しました。

つまり、「友達が一緒なら」というのではなくて、一人で

行動できるということ。



自分では当たり前だと思っていても、他の人から見ると

そうではないことがあるんですね。



自分では自覚していなかった一面を発見した一日でした。








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