Angleについて 1
テトラビブロスによるAngleWhole Sign House分割では、AngleはAscendantのあるサイン、ICのあるサイン、Descendantのあるサイン、MCのあるサインとなっていて、サイン=ハウスの関係となる。他の分割法では、各Ascendant、IC、Descendant、MCを1、4、7、10ハウスの起点としているもの、Ascendantの度数を各ハウスの起点としているものなど様々だ。Ascendant、IC、Descendant、MCは重要な感受点であり、これらが含まれるAngleは重要なハウスというのが、どの書籍でも解説されているが、なぜ重要な場所なのか、その成り立ちなどについて調べてみた。テトラビブロスの「Ⅰ.24 of Applications and the Other Powers.」の後半部分。「第二に、天体と地平線との位置関係から決定される。天体がMid-heavenまたはMid-heavenに接近した時に最も力が強くなる。そして次に、正確に地平線上にあるか、Ascendantサインにある時である。天体がorientにある時この力は巨大であり、そして、天底にありCulminateしているか、orientとアスペクトを形成している場合は減衰する。もし、天体が全くアスペクトを形成せず(Disjunct)全てorientにあれば、完全に力を失う。」天体は、Mid-heavenにCulminateまたはMid-heavenにapplyした時に力が強くなり、続いてAscendantサインあるいは、DSCとConjunctionを形成した時と解説している。また、ICとConjunctionしていると力を失うようだ。orientと記述しているけど、このorientが単に東側を示すのか、いわゆる、Oriental of the Sunを示しているのかは定かではない。「I.6 of Masculine and Feminine Planets」においては、orient to Mid-heaven、Occidentからlower Mid-heavenはMasculineと、orientについて明確にAscendantのことを指しているので、Mid-heavenからAscendant方向への東側と解釈しても良いのかもしれない。同じくテトラビブロスの「Ⅲ.10 Of Length of Life.」の前半部分。寿命を占断する方法を書いているが、「最初にHylegの位置とその影響を受ける天体(Lordship)の特定が必要。」とのことで、Hylegの位置については、次のように著している。「地平線から5度上とその残り25度の連続した部分と、セクスタイルのDexter30度の部分で、『House of the Good Daemon』と呼ばれる部分。」Ascendantから5度上の部分から地平線下の25度までの部分と、先行するサインとセクスタイルを形成している、30度部分ということになる。Whole Sign House分割でAscendantが牡羊座5度だとすると、牡羊座の全ての部分とセクスタイルを形成する、水瓶座全部が該当することになる。「quartileの部分Mid-heaven、トラインの部分『House of the God』、そしてoppositeのOccident。」同じく、Whole Sign House分割では、MCのサインの全て、9ハウスのサインの全て、7ハウスのサインの全てということになる。「この中で最も支配する力が優先すると言われているのは、Mid-heavenの最初の度数、そしてorientにあるもの、そしてMid-heavenに続く(Succedent)サイン、次にOccident、そしてMid-heavenの前に昇る(rising)サイン」「Ⅰ.24 of Applications and the Other Powers.」と同様にMid-heavenが最も強力で、次にorientにあるAscendant、Mid-heavenに続いて上昇する11ハウス、下降していく7ハウス、最後にAscendantとトラインの9ハウスということになる。ASC、MC、DSCなどのAngleを、Hylegという形で重要な点ということで紹介しているが、ICについては全くふれていない。「全ての範囲のうち、地上より下について、重要で支配的であるかは、必ず無視するのが合理的であり妥当だ。ただし、Ascendant Signに光が当たり来る部分についてのみ除く。」地平線より下の部分については、Hylegにとっては無用であるけど、Ascendant Signは例外ということのようだ。「地上より上においては、Ascendantからdisjunctにあるサイン、Ascendantの前に上昇したサイン、the House of the Evil Daemonについて、どちらも考慮するにはふさわしくない。」8ハウスと12ハウスについて記しているが、地平線より下に対する表現はmust,as is reasonable,be disregarded、8ハウスと12ハウスはnot fitting to considerとしている。地平線より下のハウス(サイン)についてかなり厳しく扱っている。【まとめ】「Ⅰ.24 of Applications and the Other Powers.」では天体の力、「Ⅰ.24 of Applications and the Other Powers.」では生命力について著しているが、いずれもMid-heavenが最も天体に力を与える位置としている。今回はAngleをどのように捉えているか疑問に思うのは、Hylegの説明として、Ascendantからの位置関係を用いているのに、Mid-heavenを最上位にもってきたことだ。Ascendantが生命力を伝播する範囲としているのに、その伝播先のMid-heavenが最上位であることを明確に説明しているとは言い難い。また、Ascendantからスクエアのアスペクトがあるにも関わらず、Mid-heavenを第一としているのも疑問に感じる。これに対する明確な説明はない。プトレマイオスは、最初に古代からの伝聞であることを記していて、文章のほとんどは過去形であり、伝えられたことを単に著しているとも考えられる。一般的な考えとして、太陽がMid-heavenとConjunctionを形成する昼前後が最も太陽の影響が強くなることから、Mid-heaven(天頂)は重要と考えてきたけど、プトレマイオスはIC(天底)が最も熱を持つ場所としているだけで、ICに対する明確な説明はない。